2024年卒の就活戦線がスタートしました。戦線とは言っても、就活は他の人との戦いや競争ではありません。自分に合った企業や仕事と出会って、納得のいく就職ができればそれがゴールです。

ただし、ゴールに至る道のりでは、何かの壁に突き当たったり、予想もしなかったトラブルに遭遇したりすることが。そこで今回は、就活本番で起きうる代表的な就活トラブルの対処法をご紹介します。

  • 就職活動でトラブルに直面したら?

エントリーシートの締め切りを過ぎてしまった!!

就活本番で、案外おそろかになりがちなのがエントリーシートの締め切り管理。何社もエントリーしていると、気づいたら「提出の締め切りを過ぎてしまった!!」という事態になることも。

企業研究も充分で説得力あるエントリーシートが書ける準備ができていたのに、提出のタイミングを失して本選考に挑めなくなっては、それまでの苦労が水の泡です。

だからこそ、もし締め切りに間に合わないと気づいても、簡単にあきらめるのはおすすめできません。就活は常に"粘り"が重要です。人事担当者に電話をかけて、「なんとか提出させていただけませんか!」と頼み込み、持参することをお願いしてみましょう。

もし受け取ってもらえたら、「ちょっとやそっとでは簡単にあきらめない人」というプラスの印象を残せる可能性があります。

ただし、提出方法に「直接持ち込み不可」と書かれている場合は、しつこく粘らず、いさぎよくあきらめたほうがいいかもしれません。いずれにせよ、そんなことにならないように、くれぐれも提出締め切りのスケジュール管理をしっかり行ってください。

電車遅延で面接に間に合わない!!

コロナ禍がようやく収束の兆しを見せ始めたこともあって、対面型の面接を復活する企業が多くなってきました。

オンラインでの面接では、学生の人柄を把握しきれないという歯がゆい思いがあったようです。一次面接、二次面接はオンラインで実施しても、最終面接だけは対面で実施するケースが増えてきたようです。

ただし、学生は注意が必要。というのも、当然のことですが対面型の面接ではその場に行く必要があるからです。オンラインで実施される場合は、開始時間直前に準備をしても間に合ったかと思いますが、対面となるとそうはいきません。

もちろん、交通機関や所要時間は事前に確認すると思いますが、なんらかのトラブルで電車が遅延する可能性もあります。

不可抗力で遅刻が避けられないときは、とにかく早めに電話連絡をしましょう。「〇時に面接に伺うことになっている〇〇大学の〇〇と申します。電車の遅延により〇分ほど遅刻をしてしまいます。電車の遅延を見越して家を出られず申し訳ございませんでした」と、誠実にお詫びをしましょう。

緊張のあまり、頭の中がホワイトアウト!!

エントリーシートの内容を丸暗記し、想定される質問に対する答えをあらかじめ準備しておいても、面接はやはり緊張するもの。どんなに万全の準備をしても、志望度が高ければ高いほど、「絶対に失敗できない‼」という思いが強くなって緊張度はピークに達することでしょう。

あまりの緊張で、頭の中がホワイトアウト(真っ白)になってしまい、面接官の質問に答えようと思っても、言葉がまったく出てこないという事態になることも。

そんなときは「申し訳ありません! 御社に対する志望度が高く、緊張で言葉が出てきませんでした」などと正直に打ち明け、気持ちを落ちつけてリカバリーしましょう。

面接官は決して敵ではありません。学生の粗さがしをしているのではなく、一番良いところを見つけようとしてくれています。どうしても緊張感が解消されない場合は、むしろ緊張を味方につけるつもりで自分のすべてをぶつけるつもりでがんばってみましょう。

今回は、就活本番での代表的な就活ピンチの対処法をご紹介しました。大切なのは、落ち着いてトラブルに対処すること、そして決してあきらめないことです。トラブルに直面してしまったときの参考になれば幸いです。