体を動かすことと食べることが大好きな料理人・キムケンさんが、市販されている普通の食材を使った、味も見た目も抜群なレシピを紹介する漫画連載「アラサーからのダイエット飯」。今回は意外な食材を用いた、皆が大好きな逸品です。
多くの食材にマッチする特性
大根はヘルシーでいろいろな料理に使える万能食材ですが、大根自体にそれほど味がないせいか、どうしても地味なイメージがありませんか? 大根おろしや刺し身にしても、別の主役を引き立てる役割が多い気がします。しかし逆に考えれば、多くの食材とマッチして、なおかつ主役を引き立たせられるということです!
そういうわけで今回は、餃子の皮の代わりに大根を使用してみました。餃子の皮は小麦粉でできているため、当然糖質が含まれています。一つひとつの糖質はたいしたことがなくても、餃子はついつい食べ過ぎてしまいますから結果としてかなりの糖質摂取につながります。
その点、皮の代わりに大根を使えば糖質をカットできて、なおかつ市販の鶏団子(つみれ)を利用することで、ヘルシーで手間いらずな一品となります。
肉汁を大根がちょうどよく包み込み、知らないうちにいくらでも食べることができてしまいます。ヘルシーメニューなのにおいしすぎて、逆に食べ過ぎてしまうという危険もはらんでおります。食べ過ぎ注意です!
大根鶏餃子
材料(2人分: 10個)
大根 2~3cm分 / 鶏団子 5個 / かたくり粉 適量 / ごま油 大さじ1/2 / 水 50cc / ポン酢(お好みで)
つくり方
1. 大根を2~3mm幅に切り、水でぬらして皿に載せ、ラップをかけてレンジで2分温める。
2.キッチンペーパーで1の大根の水気をふき取り、表面にかたくり粉をまぶす。
3.2の大根1枚当たりに鶏団子1/2を挟み、ごま油を温めたフライパンを中火にして焼く。
4.3を1分半ほど火にかけ、焦げ目がついたらひっくり返して水を入れる。フタをしめて蒸し焼きにする。
5.4を弱火で2分蒸し焼きにしたら完成。
調理時のポイント
■電子レンジの時間は500Wを利用した場合です
■通常の餃子のように完全に包まなくても、片栗粉をまぶしているので挟んだ状態でも大丈夫です
筆者プロフィール: キムケン
東京都内の会社に勤めている30代男性。旦那より稼ぎの良い妻の健康を守るため、日々料理を作っている。料理にまつわる四コマ漫画と、そのレシピ掲載したブログ「木村食堂」をほぼ毎日更新中。2016年10月に「うちメシ - ゆかいな我が家の漫画とレシピ」を上梓。