京急大師線の車両1500形に、2016年の干支「申(さる)」にちなんだヘッドマークが掲出された。京急電鉄が昨年11月に作品募集を行い、376作品の中から優秀賞2作品を採用。2月3日までヘッドマークを掲げて運行される予定だ。

京急大師線1500形。申年のヘッドマークを掲げ、京急川崎駅を発車

ヘッドマーク2種類ともに「申」「2016」「川崎大師」の文字が入る

京急川崎~小島新田間を結ぶ大師線は、川崎大師への参詣路線として知られる。大みそか深夜から元日早朝にかけて終夜運転が行われ、年始も初詣や節分祭でにぎわいを見せる。川崎大師駅では2月3日まで、今回のヘッドマークデザイン募集で応募されたすべての作品(優秀賞2作品は除く)が展示されるとのこと。

大師線では過去に700形や旧1000形などの車両も使用されたが、現在はおもに4両編成の1500形が運行されている。1500形は1985年から登場した3扉オールロングシートの車両。4両編成・6両編成・8両編成があり、製造時期によって鋼製車・アルミ車、界磁チョッパ制御車・VVVF制御車に分かれるなど、バラエティに富んだ形式といえる。

京急本線・大師線などの普通運用だけでなく、優等列車の運用(他形式との併結も含む)もあり、一部編成で都営浅草線・京成線・北総線への直通運転も行われる。