今回は、家庭用のシュレッダーを取り上げたい。ご存じのようにシュレッダーは、もともとオフィスで使用される事務機器だったが、個人情報の保護が叫ばれる昨今、一般家庭でのニーズも高まってきている。
本コラムでも取り上げたことがあるのだが、筆者は以前、家庭用のシュレッダーを購入したことがある。A4コピー用紙を5枚まで一度に細断できる製品だったのだが、調子に乗ってカードの明細書などを封筒ごとカットしていたところ、購入初日で壊れてしまった。
その後はハンドシュレッダーを使用していたのだが、最近ふと面白そうなシュレッダーを見かけ、反射的に購入してしまった。それが、「Amazonベーディックシュレッダー8枚細断ストレートカット(B00H8KCMO2)」という製品だ。
このB00H8KCMO2というシュレッダーは、筆者が今まで使用してきたシュレッダーに比べて、非常におおらかな製品だ。まず、下の写真のように、本体とダストボックスのサイズが微妙に異なっている。国内メーカーの製品では、こういったことはまずありえないだろうが、実用上、まったく何の問題もない。
細断方法は、名前の通りストレートカットだ。これも写真で比較すると一目瞭然だ。左がハンドシュレッダーで細断したもので、右がB00H8KCMO2でA4の紙を細断したものだ。ハンドシュレッダーで細断したものは、原形が分からないほど細かくなっている。一方、B00H8KCMO2で細断したものは、カット幅が実測値で7mm程度。一部の文字が普通に読めるレベルだ。
おおらかだが、パワフルで少々音が大きい
さて、筆者が以前壊してしまったたシュレッダーは、A4コピー用紙を5枚まで一度にカットできる製品だったが、このB00H8KCMO2は8枚までのカットが可能だ。カードやCD、DVDなどのカットにも対応している。細断のスピードも速く、A4のコピー用紙を1枚カットするのに、3秒程度しかかからない。
とにかくパワフルだ。その反面、動作音は大きい。測定してみたところ、93dBという数値になった。これは、掃除機を越えるレベルだ。深夜に使用すると近所迷惑になりかねない。
B00H8KCMO2の個人情報を保護する能力は決して高いとはいえない。個人情報の記された紙をくしゃくしゃに丸めて捨てるよりはマシというレベルだ。とはいえ、あくまで個人レベルで行う情報保護ならば、このくらいでも十分なのではないだろうか。動作音に関しても、周りの迷惑にならない時間に使えば問題ないだろう。
ちなみに、価格も安い。筆者は3,980円で購入したのだが、10月10日時点では、3,380円にまで下がっている。