JR東日本は13日、ダイヤ改正を2020年3月14日に実施すると発表した。中央・総武線各駅停車の駅でホームドアを順次設置予定であることを受け、中央線快速と中央・総武線各駅停車の早朝・深夜における輸送体系が変更される。
中央線快速(オレンジ帯の電車)は現在、早朝・深夜の御茶ノ水~三鷹間で中央・総武線各駅停車の線路を使用し、同区間の各駅に停車している。ダイヤ改正後はこれを取りやめ、終日にわたり快速運転を実施。早朝・深夜における御茶ノ水~三鷹間の所要時間が約8分短縮されるという。
深夜の帰宅時間帯に中央特快も新設。上りは大月駅22時9分発・東京駅23時44分着と高尾駅23時6分発・東京駅0時4分着、下りは東京駅23時45分発・高尾駅0時45分着の列車(いずれも平日の時刻)を新たに設定した。
中央・総武線各駅停車(黄色の帯の電車)はダイヤ改正後、早朝・深夜の列車で実施していた御茶ノ水駅での折返し運転を取りやめ、終日にわたって三鷹・中野~津田沼・千葉間で運転。三鷹駅から立川方面への乗入れがなくなり、早朝に運転されていた立川駅・国分寺駅・武蔵小金井駅などを始発とする列車も変更となる。
ダイヤ改正後の中央線(快速・各駅停車)では、初電・終電付近の運転時刻などに変更が生じる。平日において、武蔵小金井駅を4時33分に発車する東京行の初電は現行の各駅停車から快速に変更され、東京駅までの所要時間が11分短縮される。高尾駅までの終電は現行の東京駅0時20分発の各駅停車から東京駅0時15分発の快速に変更。豊田駅までは東京駅0時25分発、武蔵小金井駅までは東京駅0時35分発の快速がそれぞれ終電となり、その後に三鷹行の各駅停車も運転される。
なお、中央・総武線各駅停車と相互直通運転を行う東京メトロ東西線も、2020年3月14日にダイヤ改正を行うと発表。一部列車で行先・運転時刻を変更するとのこと。