JR東海は2020年3月14日のダイヤ改正で、東海道新幹線の全列車がN700Aタイプになることを受け、16両編成で運転される「こだま」の指定席・自由席の号車を変更する。朝の時間帯には、三島発東京行の「こだま」が1本増発される。

  • 東海道新幹線は700系の引退後、N700Aタイプで統一。来年7月にN700Sの営業投入も予定している

東海道新幹線を走る16両編成の「こだま」は現在、1~7号車と13~15号車が普通車自由席、8~10号車がグリーン車指定席、11・12・16号車が普通車指定席となっている。1999(平成11)年に営業運転を開始し、来年3月に最終走行を迎える予定の700系は10号車(グリーン車)・15号車(普通車自由席)・16号車(普通車指定席)に喫煙席を設けていたが、700系の引退後は全席禁煙のN700Aタイプに統一される。

ダイヤ改正に合わせ、16両編成の「こだま」は指定席・自由席の号車を変更することになり、1~6号車と13~16号車が普通車自由席、7・11・12号車が普通車指定席、8~10号車がグリーン車指定席に。なお、列車や運転日によって13・14号車も普通車指定席となる場合がある。現在、朝夕時間帯に普通車全車自由席で運転される「こだま」についても、一部列車を除き、7号車を普通車指定席に変更するという。

東海道新幹線は来年3月のダイヤ改正で「のぞみ12本ダイヤ」を開始し、臨時「のぞみ」も増やす予定。加えて、朝の通勤時間帯に三島駅6時17分発・東京駅7時6分着の「こだま800号」を増発する。現行の始発列車(三島駅6時26分発・東京駅7時20分着)と比べて、発車時刻が三島駅で9分、熱海駅で10分、小田原駅で11分、新横浜駅で12分繰り上げられ、到着時刻も品川駅で13分、東京駅で14分の繰上げとなる。