JR西日本が2019年3月16日に実施するダイヤ改正について発表。万葉まほろば線(桜井線)・和歌山線に227系1000番台を投入することも発表された。

  • 万葉まほろば線(桜井線)・和歌山線へ投入される新型車両227系1000番台(2018年9月の報道公開で撮影)

227系1000番台はアーバンネットワーク共通のインテリアデザインを採用し、客室に間接光を組み合わせたLED照明を用いるなど落ち着いた車内空間に。車体デザインは奈良・和歌山に共通する文化・歴史・自然を思い浮かべられる緑をキーカラーとし、車両側面のラインにブラウン系・ウォームグレー系を使用してアーバンブランドを表現している。車体前面には、線路への転落を防止するホロが取り付けられた。

来春のダイヤ改正に合わせ、安全性と快適性を備えた新型車両として順次投入され、万葉まほろば線(桜井線)・和歌山線の既存車両105系・117系を置き換える予定。JR西日本和歌山支社はダイヤ改正時の和歌山線五条・橋本~和歌山間において、朝・夜を中心に上下各5本を新型車両で運転するとしている(都合により車両形式が変更される場合がある)。

ダイヤ改正後も新型車両の追加投入を進め、「2019年秋頃には、和歌山~五条間の全ての車両が227系車両となります」と和歌山支社。和歌山線からきのくに線(紀勢本線)和歌山~紀伊田辺間への直通列車も新型車両になるという。227系1000番台は車内に設置された車載型IC改札機も特徴で、全車両の置換えが完了した後、2020年春には車載型IC改札機を使用した「ICOCA」エリア拡大も予定されている。