413系は国鉄時代末期、交直流急行形電車の改造によって誕生し、おもに北陸本線で活躍してきた近郊形電車。車体側面のドアが両開きタイプとなり、位置も変更された。車内はデッキなしのセミクロスシートとされている。
かつて北陸本線のほぼ全区間で運用されたという413系だが、敦賀駅以南の区間が直流電化されて新快速が運転され、敦賀~金沢間では521系による置換えが進むなど、活躍の範囲は徐々に縮小されている。北陸新幹線金沢開業にともない、あいの風とやま鉄道へ5編成のみ譲渡され、朝夕の通勤時間帯を中心に運用される予定となっている。