寝台特急「トワイライトエクスプレス」が営業運転を終えた後、昨年5月から運転されてきた特別な「トワイライトエクスプレス」。今月いっぱいで運転終了となる予定で、3月19日大阪発・3月21日下関発の列車(山陰コース)がラストランとなる。

特別な「トワイライトエクスプレス」。EF65形1124号機の牽引で大阪駅へ

特別な「トワイライトエクスプレス」に使用される24系客車は8両編成(うち1両は電源車)で、寝台特急「トワイライトエクスプレス」の編成を組み直し、客室(1~4号車)をすべて「スイート」「ロイヤル」としたほか、サロンカー(5号車)・食堂車(6号車)も連結された。牽引する機関車のうち、おもに東海道・山陽本線で使用されるEF65形1124号機は昨年末、「トワイライトエクスプレス」に合わせたカラーリングに変更されている。

おもに山陽コース・山陰コースが設定され、山陽コースは2月27日大阪発・2月29日下関発の列車をもって運転を終えた。下り列車は淀川を渡って大阪駅へ送り込まれており、沿線の橋りょう付近に鉄道ファンが多数集結していた。

下り「トワイライトエクスプレス」は淀川を渡り、大阪駅へ向かう

山陰コースも3月5・12・19日の大阪発、3月7・14・21日の下関発の列車を残すのみ。大阪~倉敷間は東海道・山陽本線を走り、倉敷駅から伯備線・山陰本線経由で山陰の日本海の眺めを楽しめる。下りは大阪駅を10時5分頃に発車し、下関駅に翌日14時50分頃に到着。上りは下関駅を10時37分頃に発車し、大阪駅には翌日15時49分頃に着く。