北海道新幹線新青森~新函館北斗間の開業日が2016年3月26日に決まり、あわせて青函トンネルを走る現行の在来線特急「スーパー白鳥」「白鳥」、寝台特急「カシオペア」、急行「はまなす」の運転取りやめも発表された。
急行「はまなす」は、先に運行終了となった寝台特急「北斗星」と同じく、1988年3月の青函トンネル開業と同時にデビューした。14系・24系客車をED79形(青森~函館間)・DD51形(函館~札幌間)が牽引し、青森~札幌間を結ぶ夜行列車だった。「北海道&東日本パス」利用者にも人気があり、料金券を別途購入することで「はまなす」に乗車できた。
基本編成は7両で、1・2号車がB寝台、3・7号車が自由席、4号車がカーペットカー、5・6号車がドリームカー(リクライニングシート車)。多客期には増結され、10両を超える編成になることもあった。近年は車体の傷みも目立つなど、使用車両の老朽化が進んでいた様子。「はまなす」の運転取りやめで、定期運転を行うJRの急行列車はすべて姿を消すことになる。