女子会での「男子には言えない」秘密の会話から一部を紹介する本連載。今回は筆者が聞いた「一人暮らしの女子部屋」、中でも「本棚」にありがちなことをご紹介します。本好き女子の本棚には、未知の世界が広がっていました。

■本棚がいっぱいだが、新しい本棚を購入する決意ができない
本棚にはもう収納スペースが残されていないが、新しい本棚購入も渋る。理由は「いつまでこの部屋に住んでいるかわからないから」。

■大学の教科書が残っているが捨てられない
卒業以来一度も開いていないのに、生真面目に保存。受験生時代の参考書や社会科の資料集、地図帳などが残っていることもあるが、こちらも使うことはない。

■本棚の奥には、人には言えない本がどっさり
本の詰め方を2層構造にして、奥には見られたくない本、手前には誰が見ても問題ない本を入れている。「見られたくない本」が何であるかは聞かないほうが無難。

■親が見たら泣きそうな本が堂々と入っている
友人が見ても驚かないが、親が見ると仰天しそうなタイトルの本が手に取りやすい場所に入っている。背表紙に書いてある言葉は口に出せない。

■悩んでそうな本が並ぶ
「愛される方法」「幸せになる方法」「失恋の立ち直り方」などの言葉が並ぶコーナーがある。案外持ち主はあっけらかんとしているが、来客には心配されがち。

■文学少女風のラインナップが用意されている
太宰治に夏目漱石、村上春樹にサリンジャーと文学少女顔負けのラインナップは大抵そろっている。さすがに、『枕草子』まで持っている人は少ない。

■昔の日記帳が混ざっているのに見つからない
過去の日記帳を本棚の奥にしまうが、どこに入れたかを忘れている。来客時には毎回肝を冷やす。

■本棚に男性遍歴
知人・友人の男性から薦められた本が混ざっている。全体の雰囲気と違った本を見つけた場合には、突っ込んではいけない。

■雑誌にファッション遍歴
一番モテるファッションを研究してきた変遷が、ファッション誌のバックナンバーで丸見え。ギャル系雑誌の隣に森ガール系の雑誌、その隣にはモード系雑誌があるなど、なかなか見もの。

■電子書籍用端末が所在なさげに置かれている
電子書籍用の端末を、「紙の本」の仲間にするべきか「電子機器」の仲間にすべきか迷った結果、とりあえず本棚に立てかけている。電源を入れない限り、何の本を読んでいるかは分からないため、意外と中身は人に言えない本だったりする。

何げなく置いてある本棚ですが、いろいろな歴史が詰まっているようですね。好きな人の本棚を見れば、もっと相手を知ることができるかもしれません。知りたくないことまで知ってしまう危険性もありますが……。