連日イーロン・マスク氏の爆弾発言にTwitterが揺れている状態なので、正直記事を書くのが追い付かない。
しかしその半分はイーロン氏が発射したBB弾発言を俺たちが勝手に爆弾にして騒いでいるようなものだったりする。
イーロン氏もこの状況を見て「やっぱり買わなきゃよかった」と思っていないだろうか、犬とかなら馬鹿でも可愛いと思えるが相手は人間、しかもTwitterユーザーは中年が多いという説もある。
自分が何を言っても、いい年こいた大人が話を最後まで聞かずに「もうあんたとは別れる!」とお冷をぶっかけてくるような状態は相当ストレスなはずだ。
ただ、凡人であれば「気づけば虫のようにひっくり返っているルンバのパチモノ」を買ってしまったときのような「失敗」をすでに感じているところだが、イーロン氏ともなればこの惨状を見ても「オラわくわくしてきたぞ」なのかもしれない。
実際、イーロン氏は様々なTwitter改革案を出しており、決めたとなれば行動も早い。私がTwitterJPの社員だったら、自分が解雇されたと気づかないうちに解雇されているだろう。
いつイーロン氏に「俺君、見てる~?君のTwitterちゃん、こんなことになってるよ」とNTRビデオレターが送られてきてもおかしくない現状に危機感を持ち始めたTwitter民たちは、すでに新天地への移住を考えはじめているようだ。
Twitterの乗り換え先はあの老舗SNS?
そんなわけで久しぶりに「mixi」の名前を見た。
しかし、Twitterから離れようとしているのに「こうなったらmixiに戻るしかないかな、なんちゃって (^_^;)」といちいちTwitterにつぶやいて「mixi」をトレンド入りさせている時点で、我々はなかなかここから離れることができない気がする。
mixiに関しては「今は亡きmixi」と書くと大体「生きてますよ」と律儀な突っ込みが入るので存命ではあるようだ。
私もmixiはやっていたがアカウントを消してしまったため、現在のmixiの様子を把握することができない。
IDとパスワードを忘れて更新されないブログを半永久的に残しサブスクを永遠に払い続けることでおなじみの私が、mixiだけアカウントを消しているのも不可解である。
だがそれは我々中年世代にとってmixiは「黒歴史跡地」である率が高いからだ。
それも「我は救世主(メシア)…」のような中二的黒歴史ではなく、二十歳前後特有の自意識が炸裂しており、私も友達まで公開だったのを良いことに「己のツラを載せる」という今だったら考えられないことをしており、さらにいい女ぶった日記やポエムなど、刻める黒歴史は全部刻む勢いであった。
ほどなくmixiブームも終わり、いつものようにアカウントを放置していたのだが、いつだったか「mixiの記事が誰にでも読めるようになる」という一報を聞いて、急いで消しに行った次第である。
あの時メアドとパスワードを覚えていた自分が、今のところ人生のMVPだ。そんなわけで「mixiだけはない」と断言するユーザーも多い。
Twitterという居場所を守りたいなら「やるべきこと」
ではどこに落ちのびれば良いのかというと「マストドン」やオタク特化SNS「くるっぷ」などが候補に挙がっているようだ。
それ以前に「インスタ」というもっとでかいSNSもあるのだが、その名前は出さないのがTwitterの人という感じがする。
マストドンは一企業が運営するSNSと違い、だれでもインスタンスというサーバーを立ち上げることができる、個人HPに近い運用ができることが特徴のSNSだそうだ。
確かにマストドンは一時期「これからはマストドン」といった感じでよく見かけたが、いつの間にかあまり見なくなっていた。
これは世にクソ邦画が現れるたびに「実写デビルマン越え」と言われるが、時間がたつと「やっぱりクソ邦画と言えばデビルマン」になっている現象と良く似ている。
クソであることは紛れもないが、それに代わるものもない。TwitterはSNS界の実写デビルマンである。
しかし、Twitterからの脱出をはかる人は少なからずいるようで、イーロン氏がTwitterを買収してから上記のSNSのユーザー数は増えているらしい。だが、ユーザー数が増えたことで逆に負担が増え、くるっぷなどは赤字になってしまっているようだ。
いくら人がいても、それを収益化できるシステムがなければ人が集まれば集まるほどマイナスになってしまうのである。
一見常連でにぎわっているように見える喫茶店も、常連がコーヒー一杯で粘るせいで儲かっていないのと同じだ、
イーロン氏が有料化を進めるのも金儲けというよりは、そうしないとTwitterの存続すら危ないからもあるだろう。
そうなると、有料Twitterの機能がどれだけ不要でも「支援」の意味での課金も視野に入ってくる。
ソシャゲのサ終について無課金ユーザーが「なんで終わるんだよ」と言っても、それは「お前のせいでもある」のだ。
私も、あのTwitterが有用な課金機能をつけるわけがないから課金はしないだろうと思っていたが「俺たちの居場所を奪わないで」と言うなら、自分も少しは自分の居場所を守るアクションが必要だと感じている。
何事も終了が終わってから嘆いても遅い。わかったら、今すぐ私の連載中の漫画の単行本を買いにいけ。