「地雷ワード」とは、夫婦間で交わされる日常の会話のなかで、ふとした瞬間に相手の機嫌を損ねたり、傷つけたりするひと言のこと。夫婦問題研究家の岡野あつこさんが、夫が妻に言いがちな「地雷ワード」と、地雷を踏む可能性を回避する「言い換えワード」を解説した『無自覚な夫のための地雷ワード事典』(日本文芸社)から、一部を編集・抜粋してご紹介します。
夫にとっては何気なく言っただけのひと言。しかし気づかいが足りないと、悪気がなくても妻を怒らせたり、傷つけたりすることも……。妻に対して夫が“言いがち”な地雷ワードを学んでいきましょう。
【地雷ワード04】「ほかのお母さんはみんなちゃんとやってるよ」
本当の実態を知らないはずの「みんな」
妻がうっかり忘れ物をしたり、忙しくて掃除や片づけができていなかったり、お金の振り込みを忘れたりなど、日常のなかで些細なミスがあった際に夫が言いがちなひと言。「もっとしっかりやってよ」という意味合いなのでしょうが、言われた側は「オレの給料で暮らしているのに主婦としての働きが不十分だよね」というニュアンスをも含んでいるように感じてしまいます。実際はほかの家庭の実態を知っているわけではなく、「みんなやってる」というひと言で、自分の意見を一般論にするための小ずるいロジックでもあります。妻からすれば反省しようと思うよりも「じゃあ、ほかの人と結婚すれば?」と言いたくなるセリフかもしれません。
【地雷ワード】の言い換えは?
「オレにもできることがあれば言ってね」
子育てに疲れ切ってうっかりミスしたときに「みんなちゃんとやってる」などと言われたら、妻は怒りを通り越して殺意を覚える危険性も…。まずは妻を労い、妻の仕事の負担を減らしたいという気持ちを伝えましょう。
本連載は、夫婦問題研究家の岡野あつこさん監修による 『無自覚な夫のための地雷ワード事典』より、一部を抜粋してご紹介しています。
『無自覚な夫のための地雷ワード事典』(日本文芸社)
著者:岡野あつこ
「で、結論は?」「それでいいや」……そんな夫の何気な~い一言が、妻の地雷を踏んでいるかも! 本書では、妻をイラっとさせるそんな「地雷ワード」をイラストを交えながら80ワード以上を紹介し、回避の「言い換えワード」とともに解説しています。地雷ワードを知り、その言葉の中に含まれるニュアンスと、なぜその発言が相手をイラっとさせるのかが明確になれば、夫婦関係もきっとうまくいく。 Amazonと 楽天ブックスで好評発売中です。
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