「地雷ワード」とは、夫婦間で交わされる日常の会話のなかで、ふとした瞬間に相手の機嫌を損ねたり、傷つけたりするひと言のこと。夫婦問題研究家の岡野あつこさんが、夫が妻に言いがちな「地雷ワード」と、地雷を踏む可能性を回避する「言い換えワード」を解説した『無自覚な夫のための地雷ワード事典』(日本文芸社)から、一部を編集・抜粋してご紹介します。
夫にとっては何気なく言っただけのひと言。しかし気づかいが足りないと、悪気がなくても妻を怒らせたり、傷つけたりすることも……。妻に対して夫が“言いがち”な地雷ワードを学んでいきましょう。
【地雷ワード09】「ほかのお母さんが、オレのことイクメンって言うんだよね」
家では育児不参加だが外ではイクメンを装う
家族で公園に行った日の夕食時に、自慢げな表情で夫が発したひと言。そもそも『イクママ』とは言わないのに男性だけ『イクメン』として特別にもてはやされる違和感に加えて、いつもは子どもがグズりだしても知らんぷりなのに、一歩外に出ると、子どもを抱っこしたり、甲斐甲斐しく世話を焼きはじめたりと、義理の両親や知り合いの前での“よきパパアピール”をする人もいます。そこだけを見たママ友に、「いいパパもって幸せだねー」などと言われても、妻は嬉しいはずがありません。イメージばかりで実体のない『イクメン』という言葉が独り歩きしているケースも多く、世の妻たちはもどかしい思いをしてしまうことも。
【地雷ワード】の言い換えは?
「君に言ってもらえなくちゃね」
他人からの評価は嬉しいものですが、実質が伴わないと意味がありません。一番大切なのは妻の評価です。
本連載は、夫婦問題研究家の岡野あつこさん監修による 『無自覚な夫のための地雷ワード事典』より、一部を抜粋してご紹介しています。
『無自覚な夫のための地雷ワード事典』(日本文芸社)
著者:岡野あつこ
「で、結論は?」「それでいいや」……そんな夫の何気な~い一言が、妻の地雷を踏んでいるかも! 本書では、妻をイラっとさせるそんな「地雷ワード」をイラストを交えながら80ワード以上を紹介し、回避の「言い換えワード」とともに解説しています。地雷ワードを知り、その言葉の中に含まれるニュアンスと、なぜその発言が相手をイラっとさせるのかが明確になれば、夫婦関係もきっとうまくいく。 Amazonと 楽天ブックスで好評発売中です。
日本文芸社 公式サイトhttps://www.nihonbungeisha.co.jp/book/b626890.html