レストランでの注文ってそれなりに「めんどくさい」と思ってる人って結構いますよね。それも英語となるとなおさら。一応はメニューに目を通してみる(目を通している振りをしてみる)けど、結局の所はよく分からずじまいで適当に注文、そして来てがっかり。こんな体験皆さんにも一度や二度はあるのでは!?

そこで今回はメニューに頼ることなく、それなりの注文が出来るといった便利表現を幾つか伝授しましょう。

お勧めを聞く:

What's good here?/What's good today?(ここは何がおいしいの? / 今日は何がおいしいの?)

お店の得意料理、または、甲板料理を尋ねるならこれ。初めて入る店では前者、何度か行ったことがある店でなら後者がお勧め。

What's today's special?/What's the special today?(今日のスペシャルは何ですか?)

どちらも今日の特別メニューを尋ねる言い方。

What's the chef's special (today/this evening)?

本日のシェフのお勧め料理を尋ねる言い方。英文かっこ内の(today/this evening)は省いてもオッケー。ただし一緒に言うなら、"this evening"の方は夜のディナー時のみに。またこう尋ねると、場合によってはシェフお勧めのフルコースってこともあり得るので、財布と相談の上、予算に余裕があるときにした方が賢明かも。

What do you recommend?(あなたなら何を推薦してくれますか?)

おそらく皆さんが一番よく使うのがこれ。ただしこの表現では「お店としてのお勧め」というより「サーバー個人の好みによるお勧め」を尋ねていることになるので、その点はご注意あれ。

これらへの返事

こう尋ねるとサーバーはお勧め料理や今日の特別料理が何であるか言ってくれるはずなので、お勧めが一つなら、

Okay, I'll have that./Okay, I think I'll have that.(じゃーそれにします/じゃーそれにしようかな)

複数あるときは、

I think I'll have the first one.(わたし一番目のにしようかな)

※"first"のところは、二つ目なら"second"、三つ目ら"third"などと置き換え可能。

のどちらかで言えば、注文は無事終了。

連れに便乗する:(連れの一人にが注文したあとの「わたしも…、わたしも同じもので…」)

I'll have the same.

これは「わたしも同じものをいただきます」という言い方。

I'll have that, too.

これは「わたしもそれにする」という言い方で、こんなときは"Me, too."でもオッケー。

Make that two[three, four, ...].

これは「それを2[3,4,…]つにして」という言い方で連れが多いときにも便利。たとえばあなたが注文した人から数えて一人目なら"Make that two"、二人目なら"Make that three."、三人目なら"Make that four."と数字を増やしていくだけで対処可能。

周りの人が食べているものと同じものにするとき:

What's that gentleman[lady] having over there?(あそこの紳士[ご婦人]が食べているのは何?)

こちらは近くの人が何を食べているのかをまずサーバーに尋ねる言い方。説明を受けて気に入ったなら、「連れに便乗する」でも出てきた"I'll have the same./I'll have that, too."のどちらかを言えばバッチリ。

I'll have what that gentleman[lady] is having over there.(あそこの紳士[ご婦人]が食べているのと同じものにします。)

こちらは近くの人が食べているものと同じものを即注文する言い方。

あっ、それから"waiter/waitress"はもう死語。今ではテーブルで皆さんの世話をしてくれる人のことは男女問わず"server"と言います。そしてレストランなどでサーバーを呼ぶときは男性の場合なら"sir?"、女性なら年齢、既婚未婚にかかわらず"Miss?"と、語尾を上げる感じで声を掛けるようにしてくださいね。

ではまた次回。

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