食べることは生きる上で欠かせないこと。ですが、現代人は必要以上の栄養を取り込んで、食べることが逆に不健康を招いているケースは少なくありません。「月曜断食」を提唱する関口賢さんがアップデートした最新版の、誰でも簡単に痩せて健康になれるメソッドを紹介する書籍「10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活」(日本文芸社)から、一部を抜粋してご紹介します。

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体内年齢が若返ると、見た目年齢も若返る

見た目が若い人は、体内年齢も若い。そんな言葉を聞いたことがないでしょうか。医学的なエビデンスがあるわけではありませんが、僕自身は、この言葉にうなずけるところがあります。

鍼灸院で患者さんを出迎えるとき、 「今日の体調はどうかな?」と思いながらその方の表情を見ます。長く続いたコロナ禍で、マスクをしているから表情が見えないなどと言われましたが、そんなことはありません。おでこの皮膚のハリ感や目元を見れば、その人の胃腸の状態が手に取るようにわかりますし、最近食べ過ぎが続いているという人は、目の下のクマやたるみが目立ちます。便秘や下痢など腸の働きが弱っているとおでこ全体が下がったように見えます。お酒を飲みすぎている人は目に覇気がありません。

反対に消化器系に負担をかけておらず、胃腸が本来の働きをしているような方は、顔全体がシュッとしていて若々しく見えます。これは、僕が鍼灸師としてキャリアを重ねる中で導き出した独自の顔診断なので、異論は認めます(笑)。けれど、何百人、何千人の体をチェックしてきた結果なので、自信はあります。

僕の鍼灸院は、鍼による治療がメインです。手でマッサージをするときに体のコリを感じたりしますが、それと同じように鍼を刺すときにも体の内側の状態が鍼灸師の手には伝わってきます。

言葉で表現するのは難しいのですが、見た目が若い方に共通しているのは、ふくらはぎにハリと弾力があるということ。ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれ、血流にも深く関わる重要なパーツです。そこが若いということは、やはり、血の巡りもよいのだと思います。お話を伺っていると、やはりというべきか、よく歩いたり、動くことを億劫がらない方が多いのが共通点。見た目の若さは、日常の自分が生み出しているものなのだなと常々感じています。

またもう一つ、見た目の若さをキープされている方々に共通しているのが、ちゃんとお水を飲んでいるという点です。50代くらいまでは、意識的に水分を摂取している方もいらっしゃるのですが、60代以降になると活動量が減ることが影響してくるのか、1日の水分摂取量が一気に減ってしまう方が多いのです。

しかし、水を飲むと細胞に染み渡っていき、エネルギー産生の要であるミトコンドリアの働きがよくなります。すると行動的にもなれて、ますます若さを維持できるという好循環が生まれます。若々しさを保つには、よく歩き、きちんと水を飲む。この2つがベースとしてあることが最低条件かと思います。


本連載は、 「10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活」より、一部を抜粋してご紹介しています。

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「10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活」(日本文芸社)
著者:関口賢

若い頃は痩せていたのに、年齢を重ねるにつれて太ってきたり、健康診断の数値が悪くなっていく人は多くいます。内臓脂肪によるぽっこりおなかだけでなく、生活習慣病などの病気に発展したり、最終的には寝たきりになってしまうかも。本書は、10万人以上のダイエットに貢献してきたダイエット専門鍼灸院代表の著者が、お金も時間もかからず、週1回夜に断食をするだけでダイエット効果があり、驚くほど体調もよくなって、健康診断の数値も改善し、痩せた後も食事量が勝手に正常化されてしっかり体型や体調をキープできる「週1ずぼら夜断食」を紹介しています。Amazon楽天ブックスで好評発売中。
日本文芸社 公式サイトhttps://www.nihonbungeisha.co.jp/book/b626890.html