前回までは「My SoftBankを使いこなす」と題して、My SoftBankを解説してきたが、今回は視点を変えて「文字入力」を紹介しよう。
iPhoneはテンキーやキーボードを搭載していないフルタッチ端末のため、文字入力は苦手と考えられがちだが、一般の携帯電話で利用されているテンキーによる「かな入力」よりも効率のよい「フリック入力」などが利用できる。さまざまな工夫を凝らすことで快適な文字入力環境を実現できるので、本記事を読んで便利な機能を使いこなせるようにしよう。
オンスクリーンキーボードの種類と切り替え方法
iPhoneはハードウェアキーボードやテンキーを備えていない代わりに、画面上に表示される仮想キーボードやテンキーを利用して文字を入力する。これらのソフトキーボードのことを「オンスクリーンキーボード」と呼ぶ。
オンスクリーンキーボードには大きく分けて3つの種類が用意されている。パソコンでお馴染みのQWERTY配列の「フルキーボード」と携帯電話風の「テンキー」、絵文字専用の「絵文字」だ。
オンスクリーンキーボードを切り替えるには、キーボードの左下にある地球儀風のアイコンをタップすることで「フルキーボード」→「絵文字」→「日本語フルキーボード(ローマ字)」→「テンキー」→「フルキーボード」といった順番で切り替えられる
ただし、「絵文字」は「SMS/MMS」アプリや、「メール」アプリで「Eメール(i)」(i.softbank.jp)を利用している際など、対応アプリケーションでしか利用できないので注意が必要だ。つまり、「絵文字」を有効にしていても、対応していないアプリケーションでは、前述の切り替え候補の中には含まれない。
また、標準アプリの多くが画面回転による横画面(ランドスケープ)表示に対応しているが、横画面時にはオンスクリーンキーボードが横長に表示されるので、状況に応じて使い分けよう。
フルキーボード(QWERTYキーボード)。英数字やローマ字入力による日本語入力が可能。JIS配列の仮名入力には未対応だが、パソコンを使いなれた人には使いやすいはずだ |
横画面時のフルキーボードだ。ボタンが小さすぎてタイプミスが頻発するという場合には、横画面での入力を試してみよう |
テンキー。携帯電話でお馴染みの「仮名めくり入力」に加え、より効率的に文字入力が行える「フリック入力」にも対応している。QWERTYキーボードに強いこだわりがなければ、縦画面でも使いやすいテンキーがお勧めだ |
横画面時のテンキーだ。横に広がるが縦画面時でも十分なボタンサイズが確保されているため、かえって使いづらく感じる人も多そうだ |
次回は、各オンスクリーンキーボードの詳しい使い方を紹介する。