iPhoneを使ってPCやゲーム機などをネットに接続できる「テザリング」。前回はiPhoneと機器の間をWi-Fiで繋ぐ方法をご紹介しましたが、他にもBluetoothで接続する方法、USBケーブルで有線接続する方法があります。今回はその使い方とそれぞれの特徴をご紹介します。
Bluetoothで接続
近距離の機器同士をつなぐ通信規格「Bluetooth」を使って、iPhoneとPC、iPadなどを接続する方法です。まず、初回のみiPhoneとPCを"お知り合い"の状態にする「ペアリング」という設定が必要です。
これで、iPhoneとPCの間の接続ができるようになりました。次に、PCからiPhone経由でインターネットに接続します。
USBケーブルで接続
iPhoneの充電に使うUSB-Lightningケーブルを使って、PCと接続する方法です。iPhoneに充電しながらネットに接続が可能。WindowsのPCからでも「iTunes」がインストールされていれば、特に設定の必要なく接続することができます。
次回からはiPhoneを接続するだけで自動的にネットワークにつながります。
接続方法の特徴と使い分け
前回と合わせて3つの接続方法をご紹介しました。どれもネットに繋がることには変わりないのですが、それぞれに違いがあります。目的に合わせて最適な方法を選んでください。
Wi-Fi接続
最も汎用性が高く、最大5台までの機器を同時に接続できます。通信速度のテスト計測では4.31Mbps。「インターネット共有」の待ち受け時間が短いので、使用時にオンにする必要があります。バッテリー消費量が多くなるのが難点。
Bluetooth接続
Wi-Fi接続よりも省電力で、常時待ち受けが可能なので、iPhoneを取り出す手間なくPCを広げて即接続することができます。ただし通信速度は他に比べて低く、テスト計測では1.37Mbpsという値でした。
USB接続
ケーブルを持ち歩く必要がありますが、繋いでしまえば簡単。通信速度は他に比べて非常に速く、テスト計測では13.69Mbpsを記録しました。接続中はiPhoneが充電されるので、長時間使いたい場合にも安心です。