iOS 7ではiPhoneの標準アプリも様々な点が強化されました。今回はiPhoneで撮った写真を閲覧・編集・共有できる『写真』をチェック。写真が増えるほど探しにくくて困っていたあの問題が、ついに解決です。

時系列で自動的に整理、新しい「写真」機能

iOS 7で『写真』アプリに新たに搭載されたのが、「写真」タブです。名前だけ聞いても想像できませんが、その内容は今まで待ち望まれていた日付別の写真表示機能です。

やっとiPhone標準アプリで日付ごとの写真表示が可能に

「モーメント」では1日ごとに区切って表示。「コレクション」では2~3週間、「年別」はその名の通り年ごとに区切って表示されます。画像をタップすればより短い期間、逆に左上のメニューをタップすればより長い期間の表示になります。

モーメント、コレクション、年別を行ったり来たりで探しやすく

写真単体の表示は従来とあまり変わりませんが、「編集」では色味を加工できるフィルタが搭載されました。

写真単体表示から「編集」でフィルタ加工が可能に

また、「共有」からは一度に複数の写真を選択して送ることが可能に。写真の共有先にはFlickrが、ビデオの共有先にはVimeoが加わっています。

メールやメッセージで複数の写真を送るのも簡単に

「共有」はSNSのようなスペースに

「共有」タブを開くと、最初は下記のような画面が表示されます。ここでは指定した相手と写真やビデオを共有することができます(iOS 6以上に対応)。ここでは最初の使い方だけご紹介します。新機能や便利な使い方など、詳しくは次回に。

「新規ストリームを作成」で、ストリーム名を入力して次へ

共有する相手を選択。同時に複数人を追加できます

「アクティビティ」の画面に移ったら「写真またはビデオを追加」を選択

共有したい写真を選び、右上の「完了」をタップ

左上の「ストリーム」をタップ

ここが「共有」タブのメイン画面。作成した共有ストリームが一覧できます

「アルバム」ではパノラマ・ビデオがすぐ探せる

「アルバム」には従来と同じく「カメラロール」が保存されているほか、新しく「パノラマ」と「ビデオ」という項目が追加されました。以前はカメラロール内に普通の写真と同じように並んでいたので、見つけるのが大変でしたが、これで苦労せずに見つけられます。

パノラマ撮影した写真とビデオが自動的に別枠に

「フォトストリーム」は、同じApple IDで使っているMacやiPadなどと共有で使える写真の一時保管スペースのこと。iCloudのバックアップ容量とは別に、最大1,000枚の写真を保存できます。詳しくは以前の記事を参考にしてください。

フォトストリームには、同じApple IDのMacやiPadからの写真が入ってくる