iOSの新機能「NameDrop」は、iPhone同士を近づけることで連絡先を交換することができる機能です。ただし、事前に「連絡先ポスター」の準備が必要で、送信できる情報は1つに限られています。詳しい使い方を解説します。

「NameDrop」を使う準備

NameDrop機能では、「連絡先ポスター」を使って連絡先を交換します。あらかじめ自分の連絡先ポスターを設定しておきましょう。連絡先ポスターの設定方法はこちらの記事で詳しくご紹介しています。

  • 「連絡先」の一番上にある［マイカード］を開き、［連絡先の写真とポスター］を開いて設定します

次に、デバイス同士を近づけてAirDropを使えるよう設定します。

  • 「設定」を開き、［一般］→［AirDrop］の順にタップ。［デバイス同士を近づける］をオンにします

「NameDrop」の使い方

NameDropを使うには、iOS 17以降にアップデートしたiPhone同士を、ロック解除した状態で1cm以内の距離に近づけます。

  • iPhone同士を近づけると、自動的にNameDropが起動します。最初は自分の連絡先ポスターが表示されます

  • 自分の画面上で連絡先をタップし、相手に送る項目を選択します。電話番号、またはメールアドレスから、1項目だけ送ることができます。次に、［共有］をタップします

  • 相手側が同様に操作すると、連絡先の交換が成立します。受信した連絡先は自動的に「連絡先」に保存されます

この流れを動画で見てみましょう。

「NameDrop」ができない場合のチェックポイント

NameDropができない場合は、下記の点をチェックしてみましょう。

  1. 両方のiPhoneがiOS 17以上にアップデートされているか
  2. 「連絡先ポスター」が設定されているか
  3. 「デバイス同士を近づける」の設定がオンになっているか
  4. Wi-FiとBluetoothがオンになっているか
  5. 相手の連絡先が着信拒否に含まれていないか

着信拒否の連絡先リストは下記の手順で確認できます。

  • 「設定」を開き、［電話］→［着信拒否した連絡先］の順にタップ。着信拒否を解除する場合は、リストにある連絡先を左から右へスワイプし、［着信拒否設定を解除］をタップします

それでもできない場合は、ネットワーク設定をリセットすると改善する可能性があります。ただし、使用中のWi-Fi設定が削除されるのでご注意ください。

  • 「設定」を開き、［一般］→［転送またはiPhoneをリセット］→［リセット］の順にタップ。

  • ［ネットワーク設定をリセット］をタップ。パスコードを入力し、［ネットワーク設定をリセット］をタップ。iPhoneが再起動します

再起動が完了するとネットワーク設定がリセットされた状態になっています。