iPhoneとiPad、Macには、共通するアプリが多数用意されています。メモ、メール、Safariなどの純正アプリだけでなく、サードパーティ製アプリでもiPhone／iPad版、Mac版を提供しているものが少なくありません。iPhoneで作業を始めたけれど途中からMacの同じアプリで作業をしたい、逆に途中からiPhoneで作業をしたい、という場合は「Handoff（ハンドオフ）」機能がシームレスな引き継ぎをサポートしてくれます。

  • Handoffは、あるアプリで行っている作業を途中から他のデバイスへ引き継ぐ際に便利な機能です

iPhoneからMac／iPadへ引き継ぐ場合

iPhoneで行っている作業をMacへ引き継ぐには、iPhoneでアプリを開いたままMacに近づけ、Dockに表示されたアイコンをクリックします。

  • 「メモ」で作業中画面を開いたまま、iPhoneをMacの近くへ。Macの画面でDockを見ると「メモ」のアイコンが表示されています。アイコンをクリックすると作業中のメモを直接開くことができます

  • iPadへ引き継ぐ場合、iPhoneで開いているアプリアイコンがiPadのDockに表示されます。こちらもアプリアイコンをタップすると作業中のメモを開くことができます

Mac／iPadからiPhoneへ引き継ぐ場合

Macで行っている作業をiPhoneへ引き継ぐには、Macでアプリを開いたままiPhoneのAppスイッチャー画面（アプリを切り替える画面）を表示させます。

Appスイッチャーを表示させるには、Face IDモデルなら画面下端から上へスワイプ＆ストップ、Touch IDモデル（ホームボタンがあるモデル）ならホームボタンを2回クリックしまうs。

  • Macで「メモ」を開いた状態で、iPhoneのAppスイッチャー画面を開きます。画面下部にあるバナーをタップすると、Macと同じ状態でアプリが開きます

  • iPadから引き継ぐ場合も、iPadで開いているアプリがiPhoneのAppスイッチャーに表示されます

Handoff機能が使えない時は…

上記の手順でHandoff機能が使えない場合は、下記の2点を確認してみましょう。

1）Apple IDのログイン状態を確認する

Handoffが機能するのは、同じApple IDでiCloudにログインしているデバイス間に限られます。ログインの状態を確認しましょう。

  • 【iPhone／iPad】「設定」→［Apple ID］（一番上の名前の部分）を開きます。ログイン中の Apple IDが確認できます

  • 【Mac】「システム環境設定」→［Apple ID］（Appleアイコン）をクリック。ログイン中の Apple IDが確認できます

2）「Handoff」の使用許可を確認する

Handoff機能を使用する前に、下記の項目がオンになっていることを確認しましょう。これは初回のみでOKです。

  • 【iPhone／iPad】「設定」を開き、［一般］→［AirPlayとHandoff］の順にタップ。［Handoff］をオンに

  • 【Mac】「システム環境設定」を開き、［一般］→［このMacとiCloudデバイス間でのHandoffを許可］をオンに