iOS 15の英語版に搭載された「写真の中のテキスト認識」は、現状日本語版では使用できません。ただし活用できるとなかなか便利なので、OSを英語モードでお使いの方は試してみてはいかがでしょうか。

iOSを英語モードにする方法は最後にご紹介します。

写真の中のテキストを自動的に認識する

写真の中のテキスト認識機能は、「写真」や「Safari」「メール」アプリなどで、写真・画像に写っている文字列を認識する機能です。

  • 写真を開き、文字の上を長押し&ドラッグ。文字列と認識された部分が選択されます。選択された部分をタップするとメニューが表示されます。なお、どこがテキストと認識されているのかは、右下のボタンをタップするとハイライト表示されます

  • メール、Safari、メモに貼り付けた画像などでも同様の操作で文字列の選択が可能です

  • 「カメラ」では、ファインダーに入った状態で文字列の認識が可能です。撮影しなくても選択したり、コピーしたりできます

テキスト認識機能の活用シーン

認識されたテキストは、コピー&ペーストで別のアプリに貼り付けたり、「Look Up」で辞書を参照したり、その場で翻訳したりできます。活用法の一例をご紹介します。

  • 【コピー&ペーストする】文字列を選択し、メニューから[Copy]を選択。紙媒体や看板、ポスターなどアナログの文字列を写真に撮れば、長文でも楽にコピー&ペーストでテキスト化できます

  • 【参照する】文字列を選択し、メニューから[Look Up]をタップすると、選択中の文字列を辞書で調べたり、Siriのおすすめ、Spotlight検索の結果などが表示されます

  • 【翻訳する】文字列を選択し、[Translate]をタップ。選択部分が翻訳されます。ただし、日本語の文字認識は弱いので、日本語→英語翻訳は微妙

  • 【文脈に応じた操作をする】日付ならカレンダーに新規イベントを作成、URLならリンク先のプレビュー、電話番号なら電話を発信など、テキストの意味に応じた操作が可能です

iOSの使用言語を英語に変更する方法

iPhoneは、アプリやデータは維持したまま、OSの言語だけ簡単に変更することができます。

  • 「設定」を開き、[一般]→[言語と地域]→[iPhoneの使用言語]の順にタップ

  • リストから[English]を選択し、ポップアップが表示されたら[英語に変更]をタップ。iPhoneが自動的に再起動します。再起動したら切り替え完了です