iOS 15ではビデオ通話アプリ「FaceTime」が大幅に刷新されました。世界的にオンライン会議が当たり前になる中、FaceTimeもそこへ打って出ようとする姿勢が見られ、新機能が満載です。2回に分けてご紹介します。

グループ通話へURLで招待できる

これまでFaceTimeの通話は、個人またはグループへ直接発信して開始していましたが、新たに「リンクを作成」機能が追加されました。作成されたリンクをメッセージやメール等で共有することで、相手が通話に参加できる仕組みです。

この方法なら、AndroidスマートフォンやWindows PCからも、ブラウザを使って通話に参加することが可能です。ただし、画面共有など一部の機能は使用できません。

  • FaceTimeを開き「リンクを作成」をタップ。「名前を追加」をタップして、ミーティングのタイトルを入力→[OK]をタップします

  • ミーティングに招待する相手を選択します(または、アプリを選択→相手を入力してもOK)。複数人に送信することもできます。招待のメッセージを入力して送信します

  • 招待された相手側は、届いたメールやメッセージ等からリンクをタップ→Apple製デバイスならFaceTimeで[参加]をタップ。その他のデバイスならブラウザが起動します

カレンダーで日時を指定して招待する

「カレンダー」のイベントとしてFaceTime通話の予定を作成し、参加者を招待することも可能です。特定の日時にミーティングを設定するならこの方法が便利です。

  • 「カレンダー」を開き、ミーティングを設定したい日時を長押し。指を離すと新規イベント画面が開くので、[タイトル]を入力。[場所またはビデオ通話]をタップ→[FaceTime]を選択します

  • 元の画面に戻ったら[予定出席者]をタップ→[宛先]を候補から選択、または[+]をタップして「連絡先」から選択。[完了]をタップします

  • [新規イベント]をタップして戻ります。[追加]をタップするとカレンダーに予定が登録されます

[予定出席者]に招待された人へは出席を求める通知が届き、カレンダーに仮のイベントが表示されます。

  • 予定出席者に招待されると、カレンダーに仮の新規イベントが届きます。イベント詳細を開き出欠を選択します。[出席]を選ぶとカレンダーに予定が登録されます。ミーティングに参加する際は、予定の詳細を開き[参加]ボタンをタップします

通話の参加には承認が必要

通話を開始したら、ミーティング作成者は他の出席者の参加を承認します。

  • 通話開始後、他の出席者から参加リクエストが届くと[待機中]として通知されます。通知をタップして通話状態の画面を開き、参加者のチェック印をタップ。参加が承認されます

なお、ミーティング作成者が通話を開始する前に参加リクエストが届くと、下記ように通知されます。作成者が通話を開始しないと、全員が接続できないのでご注意ください。

  • 通話開始前にリクエストが届くと、ミーティング作成者に通知されます

画面共有、マイクモードなど、その他の新機能については次回ご紹介します。