毎年少しずつアップデートを重ねている「マップ」アプリ。iOS 15でも、地味ながら便利な機能が追加されています。地図としての実用だけでなく、世界や街や観光名所を見学できるツールとして楽しんで使ってみてはいかがでしょうか。

経路検索で降車駅を通知

「マップ」の経路検索で交通機関を利用した場合、降車駅に近づくと通知を届けてくれるようになりました。乗り過ごしや乗り換えタイミングの見落とし防止に便利です。

  • 「マップ」で目的地を選択し、経路検索します。検索結果から、利用するルートを選んで[出発]をタップします

世界のおすすめ情報やガイドを閲覧

「マップ」アプリの機能は、場所を検索する目的以外にも広がっています。画面下部のカードを引き上げると「エディターのおすすめ」や「ガイドを詳しく見る」といった情報が表示されます。世界の観光やリゾートの情報を、地図と併せて楽しめます。

  • 地図上で何も選択していない状態で、画面下部にあるカードを引き上げ。下へスクロールすると「エディターのおすすめ」や「ガイドを詳しく見る」が表示されています

  • ガイドをタップすると、スポットの位置がマップ上に表示され、タップすると詳細情報を見ることができます。「ガイドを詳しく見る」では、都市別や情報源別に探すことも可能です

3Dで街ナカを散策

新機能ではありませんが、マップ表示をミニチュアのような3Dで見ることができます。建物の形状などがかなり詳細なつくりになっており、ランドマークを上から眺めたり、空中散歩したりして楽しめます。

  • マップの画面を2本指で下から上にスワイプ。3D表示に切り替わります

  • 通常の地図と同じく、1本指スワイプで移動、ピンチで拡大・縮小ができます。また、2本指回転で方角を変えて見ることができます。通常のマップ表示に戻るには、右上の[2D]ボタンをタップします

滑らかな画像のストリートビュー

こちらも新機能ではありませんが、「ルックアラウンド」機能では道路からの視点を画像見ることができます。Googleマップのストリートビューと同様ですが、より滑らかに動き、3D空間を異動しているように見えることが特徴です。

  • 地図をある程度拡大すると、左下に[ルックアラウンド]アイコンが表示されます(されない場合はルックアラウンド未対応エリアです)。タップすると上部に画像が表示されます。画像をタップ/スワイプして、見たい方向へ移動することができます

  • 左上のアイコンをタップすると全画面表示/小さく表示を切り替え。[完了]をタップするとルックアラウンド表示を終了し、マップ表示に戻ります