新型コロナウイルス感染防止対策のひとつとして、現金に触れずに済む電子マネー決済を利用する人が増えているそうです。iPhoneでも各種電子マネーを使うことができるので、ぜひ活用しましょう。今回はApple Payです。

Suicaやクレジットカードを「Wallet」に追加

Apple Payは、Appleが提供する決済サービスです。リアル店舗での決済には、iOSに入っている「Wallet」アプリを使います。WalletにはSuicaやクレジットカードなど、複数の決済用カードを登録しておくことができます。

  • Walletを開き「+」をタップしてカードを登録。Suicaまたは各種クレジットカードが使えます。Suicaはアプリ上で発行することも、お手持ちのカードを残高ごと取り込むこともできます

  • クレジットカードを追加する場合。カメラが開いたらカードを枠内に入れ、番号や名前を読み取り(または入力)。登録が完了すると、発行元によって「QUICPay」または「iD」に区分されます

  • Suicaを追加する場合。その場でチャージして新規Suicaを発行、またはお手持ちのカードを残高ごと追加できます。1枚目のSuicaは自動的に「エクスプレスカード」(後述)として登録されます

  • 複数のカードを登録した場合、一番手前にあるものが「メインカード」(後述)に設定されます。ドラッグ&ドロップで順番を入れ替え、もっともよく使うものをメインカードにしておきましょう

Suicaで支払い/チャージする方法

Walletに登録されたSuicaは、カード型Suicaと同じく端末にかざすだけで決済が可能です。エクスプレスカードに設定されたSuicaは、Walletアプリを開く必要がないので手早く利用できます。

  • Suica決済はiPhoneを決済端末にかざすだけでOK。駅改札もかざすだけで通れます

また、WalletアプリでSuicaを開くと、残高や履歴の確認、チャージも可能です。

  • Walletアプリを開きSuicaを選択。残高や利用履歴がわかります。「チャージ」ボタンからチャージも可能。チャージ金額はApple IDに登録されたクレジットカードで支払います

クレジットカードで支払う方法

Walletに登録されたクレジットカードは、QUICPayまたはiDに対応した端末で支払いが可能です。レジ前でステッカーなどを確認し、店員さんに支払い方法を伝えましょう。サイドボタン(またはホームボタン)を2回押すとカードが開き、Face ID(またはTouch ID)認証で支払いが可能になります。この時開くのは、メインカードに設定されたカードです。

  • 端末の対応支払い方法を確認し、店員さんに伝えます。サイドボタン(またはホームボタン)を2回押し、Face ID(Touch ID)が認証されたら端末にかざします

メインカード以外のカードを使う場合は、Walletを開いて使用したいカードを選択。Face IDまたはTouch ID認証で支払い可能になります

  • メインカード以外のカードを使う場合は、Walletを開いてカードを選択。サイドボタン(またはホームボタン)を2回押して認証します

カードの特典にご注意を

QUICPayやiDでの支払いは、クレジットカードの利用履歴に計上され、後日請求されます。ただし、カード発行元が提供する特定の店舗・サービス利用時の特典(ポイント、割引など)は対象外になる場合があるのでご注意ください。

  • 例えば、あるショッピングセンター発行のカードの場合。系列店でカードを使うとポイント特典がつきますが、同じカードをWalletに登録して使うと「iD支払い」(またはQUICPay支払い)と認識され、特典の対象になりません