リモートワークで一気に利用者が増えたオンラインビデオ会議。リモート体制を継続したり、併用している企業が多いようなので、今後も活用する機会がありそうです。今回は、そのビデオ会議サービスのひとつ、Zoomでよく使われる「バーチャル背景」機能に、iPhoneで撮影した写真を設定する方法をご紹介します。

バーチャル背景機能とは?

Zoomのデスクトップアプリで使用できる「バーチャル背景」とは、人物を自動的に任意の背景画像に合成できる機能です。いわゆる特撮のグリーンバック合成のようなものですが、グリーンバックがなくてもある程度の精度で合成してくれるのが特徴です(グリーンバックを使うとより精度の高い合成ができます)。

バーチャル背景にはあらかじめ数点の画像が用意されていますが、自分で用意した画像を使うこともできます。

  • Zoomのデスクトップアプリに搭載されている「バーチャル背景」機能。このような形で自分と背景画像が合成されます

画像を用意する際のポイントは、カメラの画角と画像の縦横比を合わせること。カメラの画角は、デスクトップアプリの「設定」メニューで確認できます。

  • ホーム画面右上の「設定」ボタン→メニューの「ビデオ」を開きます。通常は16:9に設定されています

iPhoneで16:9の写真を撮影しよう

iPhoneのカメラは複数の種類から縦横比を選んで撮影することができます。Zoomの背景用には16:9の比率を選択しましょう。

  • カメラアプリを開き「写真」モードの状態で画面を少し上に引き上げる→メニューが出たら「4:3」をタップ→「16:9」を選択

  • 横向きにして撮影します。第2世代iPhone SEなど、4.7インチモデルでも同様に16:9で撮影が可能です

  • 適当な被写体がない場合は、壁紙やカーテンが無難。会社のエントランスや会議室を撮影しておくのもおすすめです

Zoomに背景画像を読み込む方法

撮影した写真をZoomのバーチャル背景に設定しましょう。

  • Zoomデスクトップアプリを開き、右上の設定ボタン→メニュー画面で「バーチャル背景」を開きます。現状のカメラ画像が表示されます

  • カメラ画像右下の「+」をクリックして「画像を追加」→画像選択画面が開いたら左カラムで「写真」をクリックし、先程の写真を選択して「開く」をクリック

  • バーチャル背景が設定されました。次回ミーティングに参加する際は現在選択中の背景が表示されます

外出自粛制限が緩和されても、今後は会議やミーティングにオンラインビデオ通話を使う機会が多くなりそうですね。商談用、Zoom飲み用など、いろいろなバーチャル背景を用意してみてはいかがでしょうか。