iPhoneの調子が悪い時や、端末を乗り継いだり修理・交換になった時、端末を下取りに出す時などには、本体のリセットが必要になります。リセットにはいろいろな種類があります。必要な時に適切に活用しましょう。
すべての設定をリセット
アプリや写真・音楽など、iPhoneを使い始めてから追加されたコンテンツはそのまま残し、iOSの各種設定項が買った時の状態に戻ります。通信や位置情報機能が不安定な時などに、設定をリセットすることで改善する場合があります。
「すべての設定をリセット」でリセットされる項目
- Wi-Fi設定
- 明るさ/壁紙設定
- 着信音
- Siri
- 自動ロック・パスコードロック設定
- キーボード設定
- 通知センター
- 位置情報サービス(オフに)
- メールの署名・デフォルトアカウントの選択
- 通知センター
- 時計・アラーム設定
など
「すべての設定をリセット」でリセットされない項目
- Apple ID
- メール、カレンダーなどのアカウント
- アプリ、音楽、写真などのコンテンツ
- ユーザー辞書
- ライバシー設定(アプリから写真・連絡先等へのアクセス要求)
- Twitter/Facebookアカウント
- バックアップ設定
- 自動電話転送設定
- デフォルトカレンダー
- iCloud同期設定
- キーボードの変換学習
など
すべてのコンテンツと設定をリセット
アプリや写真・音楽なども含め、iPhoneの中身が全て買った時の状態に戻ります。端末を下取りに出す場合、別の人が使い始める場合などは、この操作で全ての情報を消しておきます。また、この操作からiCloudまたはiTunesのバックアップを使って以前の状態に復元することが可能です。端末を乗り継いだ場合や修理で交換になった場合も、この方法で中身を元通りにできます。
ネットワーク設定をリセット
Wi-Fiにつながりにくい状態が続く時に、ネットワーク設定をリセットすると改善される場合があります。自宅など通常使う場所のWi-Fiを設定し直さなくてはならないので、必要なID・パスワードを用意しておきましょう。
キーボードの変換学習をリセット
iPhoneのキーボードは、予測変換機能が前回入力した単語を学習して表示してくれますが、ヘンな学習をしてしまったり、他の人に文字入力をされるといつも使っている単語がバレる等の問題もあります。「キーボードの変換学習をリセット」では、これを初期状態に戻してくれます。
ホーム画面のレイアウトをリセット
文字通り、ホーム画面のアイコンの並びが買ったときの状態に戻ります。後からインストールしたアプリはアルファベット順に並び替えられ、フォルダも解体されます。
位置情報とプライバシーをリセット
画像系アプリでiPhoneのカメラロールの画像を読み込んだり、メッセージ系アプリでアドレス帳を読み込んだりするには、iPhone側の許可が必要です。「位置情報とプライバシーをリセット」では、各アプリに与えられたこれらの許可を一斉に削除します。これらのアプリを再度使用する場合は、起動時に表示されるポップアップ画面で情報の利用を許可します。