iPhoneを使っていて、なぜかアプリが何度も落ちたり、動きがやたらと遅かったり、入力を受け付けなくなったりして、困ったことはありませんか。

iPhoneのアプリは世界中の企業・個人の開発者が作っているため、アップルの審査はあるもののクォリティにはバラつきがあります。設計のちょっとした手落ちで動作に不具合が出たり、予期せずいろいろな条件が重なって不安定になることも。さらに、iOSがアップデートされると今まで安定していたアプリにも不具合が発生する場合もあります。

通常、アプリの不具合はiPhone本体やメール・音楽など大事なデータを破損させることはないので、あわてずに対処すれば大丈夫です。

アプリの強制終了

何度起動してもアプリがすぐに終了してしまう場合や、反応がおかしい場合は、普通に終了しただけでは裏で動いていることがあるので、強制終了でエラー状態を完全に終了させる必要があります。

Step.1

ホームボタンをダブルクリック。最近使ったアプリが表示されます

Step.2

アイコン長押しで赤い「-」が表示されたら、問題のアプリの「-」をタップします

アプリのアップデート

アプリの不具合は新しいバージョンで修正されている可能性があります。アップデートリストに入っていたら新しいバージョンに入れ替えてみましょう。

Step.1

「App Store」アプリの「アップデート」を開き、リストの「アップデート」ボタンをタップ。自動的に新しいバージョンに置き換わり、データも引き継がれます

「すべてアップデートする」ならついでに他のアプリも最新版に(Wi-Fi推奨)

アプリの再インストール

アップデートされていなくても、いったん消去→再インストールで不具合が解消される場合があります。有料アプリでも再インストールは課金されません。

Step.1

データが保存されるタイプのアプリは、あらかじめバックアップしておきます。各アプリの「設定」や、iCloudの中など、アプリによって方法が異なります。iCloudを使ったバックアップの方法はこちらでご確認ください。

iCloudにバックアップされている場合。「設定」→「iCloud」→「ストレージとバックアップ」→「ストレージを管理」で確認できる

各アプリ内に保存されている場合。アプリの「設定」画面などでバックアップ。復元方法は各アプリのサポートページなどで確認

TwitterなどのSNS系、Dropboxなどのクラウド系等はバックアップ不要で、再インストール後にログインすれば大丈夫

Step.2

アプリのアイコンを長押し。「×」が表示されたらタップしてアプリを削除

Step.3

「App Store」からアプリを再インストールする

iPhoneを再起動

全体的に動作が重い、反応しない場合は、iPhoneを再起動すると改善される場合があります。

Step.1

ロックボタンを長押しし、「電源オフ」が表示されたらスワイプする

Step.2

完全にオフになったら再びロックボタンを長押しする

ロックボタンで終了できない場合の非常手段(リセット)

ロックボタンとホームボタンを同時に長押し(10秒以上)。アップルマークが表示されたら放します