この秋にリリースされるiOS 13。6月に行われたWWDCでその概要が発表されましたが、具体的にどんなことが変わるのでしょうか。改めてチェックしておきたいと思います。今回は「リマインダー」や「メモ」など、仕事でも活躍する実用派アプリに期待するポイントです。
タスクを多角的にマネジメントする「リマインダー」
今回のWWDCの基調講演では、各種アプリのアップデートについてはごく簡単に触れられるにとどまりました。しかしその中で、比較的しっかり触れられたもののひとつが「リマインダー」でした。近年はあまり大きなアップデートがなかったのですが、iOS 13ではメイン画面の構造を含めてかなり変化がありそうです。
ただ文章を書くアプリ思っているともったいない「メモ」
メモは、テキスト・表組み・チェックリスト・手書きスケッチ・写真や動画・PDFの添付など、多様な情報を1カ所でまとめて扱える便利なツールです。「メモ」という名前で先入観を持っていると、ちょっとソンかもしれません。今回のアップデートでは検索機能の強化や共有フォルダなど、よりドキュメント的な使い方ができるようになりそうです。
また、OSレベルの新機能としてテキスト編集機能が強化されます。これまで面倒だったカーソル移動や、カット/コピー/ペースト、Undo/Redoがジェスチャで簡単に操作できるようになるので、メモのテキスト入力がより快適になることが期待されます。
小さいけれど期待したい「メール」と「カレンダー」の進化
あまり大きなアップデートではないのですが、iPhoneをビジネスで利用している方には恩恵がありそうな部分も紹介しておきましょう。
まず「メール」では、添付ファイルや写真の挿入などをサポートするツールバーが追加されます。添付ファイルはこれまでも追加すること自体はできましたが、操作がぐっと分かりやすくなります。また、文字についてはサイズ、色、箇条書きなどさまざまなフォーマットが利用できるようになります。
「カレンダー」では、イベントに添付ファイルを追加することができるようになります。会議や客先の訪問など、それぞれのイベントで必要になるファイルを添付しておけば、探す手間なく表示できてスマートです。
次回は、WWDCの基調講演では詳しく触れられませんでしたが、使い勝手に影響しそうな細かいアップデートをまとめてご紹介します。