「メッセージ」アプリを開くと、キーボードの上に小さなアイコンがいくつも並んでいます。「写真」は度々使うけど、他のものはよくわからない…という方も多いのでは。今回はそのひとつ「アニ文字」と「ミー文字」を使ってみましょう。

アニ文字とは?

アニ文字は、メッセージアプリ上でキャタクター動画を作成・送信できる機能です。使用できるのはiPhone X以降のモデル。Face IDの顔認識機能を使って、カメラで捉えた表情をキャラクターの表情に反映させるのが大きなポイントです。動画は音声付きで収録されるので、キャラクターが自分の声でしゃべっているようなアニメーションを作ることができます。

ざっくりいうと、既存のアバターを使ってメッセージアプリ上でプチVtuber気分が味わえる、という感じです。ただし、収録時間は30秒までで、顔しか認識されません。

  • メッセージ作成画面でアニ文字アイコンをタップ→左右にフリックしてキャラクターを選択→カメラに顔を合わせるとキャラクターが表情を捉えます

  • 録画ボタンをタップ。表情を変えながらしゃべります→もう一度ボタンを押して停止。再生して確認できます→送信する場合は青い矢印をタップ。削除する場合はゴミ箱をタップ

録画した後で、キャラクターを切り替えることもできます。

  • 撮影後にキャラクターを左右フリックで切り替え。音声と動きがそのまま別のキャラクターに反映されます

送信した動画は保存が可能。動画として添付すればLINEやMessengerなどでも使うことができます。

  • 送信した動画を長押し→「保存」をタップ→「写真」に保存され、他のアプリでも共有が可能に

「ミー文字」とは？

ミー文字は、自分で作ったキャラクターでアニ文字が使えるという機能です。iOS 12で新しく搭載されました。まず顔の形や目、髪型など、パーツの形や色をお好みで組み合わせてキャラクターを作り、保存するとアニ文字のキャラクターにその顔が追加される形になります。

  • メッセージ作成画面でアニ文字アイコンをタップ→左端までフリックして「＋」をタップ→肌の色を選択

  • 続けてヘアスタイル、顔の形、目などのパーツの色や形を選択していきます→最後に「完了」をタップ→アニ文字のキャラクターに追加

キャラクターは後から再編集・削除が可能です。

  • ミー文字を開き「…」をタップ→「編集」をタップするとパーツの再編集へ。「削除」をタップするとそのキャラクターを削除します

使い方はアニ文字と同じです。

  • キャラクターを選択して自分の顔を合わせ、録画ボタンをタップ→送信する場合は青い矢印、削除する場合はゴミ箱をタップ

このキャラクターは前回ご紹介したメッセージの写真デコレーションにも使用できます。

アニ文字・ミー文字の静止画を送る

アニ文字・ミー文字は動画を撮るだけでなく、静止画をスタンプのように送信することもできます。メッセージでは「ステッカー」と呼ばれます。単体で送ることはできず、自分か相手の発言のフキダシに貼り付けて使用します。

  • キャラクターを選択して表情を作り、長押し→メッセージの吹き出しにドラッグ＆ドロップ