いつもバッテリーの減りが早くて困っているというみなさん、どのアプリがもっとも多くバッテリーを消費しているか、把握していますか? iPhoneの「設定」にある「バッテリー」という項目を見ると、何にどれくらいバッテリーを使っているのかを確認することができます。

どのアプリがバッテリーを多く消費したか確認してみよう

いつも自分は何にどれくらいバッテリーを使っているのか、設定アプリで確認してみましょう。

  • 「設定」→「バッテリー」をタップ

  • 次の画面を開いて数秒待つと、24時間以内のバッテリー使用状況が表示されます。「7日以内」をタップすると、過去1週間の合計のバッテリー使用状況が表示されます

  • 時計のボタンをタップするとそれぞれの使用時間も表示されます

これで、自分がどのアプリにどれくらい時間を費やしたか、それによってどれくらいバッテリーを消費したかが把握できます。

「バックグラウンド」の消費を抑えるには

上記の画面で「バックグランド処理」と表示のあるものは、自分がアプリを使用していないときに、裏で情報が更新されていることを示しています。時計ボタンをタップすると、バックグラウンド処理に使われた時間も確認できます。この時間が長い場合、処理を停止させることでバッテリーの消費を少し抑えられる可能性があります。

ただし、バックグランドで更新が行われないと、アプリを起動してから新しい情報を読み込む形になるので、表示に時間がかかることがあります。よく使うアプリではオンのまま使用したほうが便利です。

  • 「バックグランド処理」と表示されているのは、使用していない間に裏で情報が更新されているアプリ。時計ボタンをタップすると、バックグラウンドで使われた時間もわかります

ここではGoogleニュースを例に、バックグラウンドの処理を停止してみます。

  • 設定を開き、画面を下へスクロール。アプリ一覧から目的のアプリをタップします

  • 「バックグランド処理」をオフにします。これで、バックグランドでの情報更新が行われなくなりました

全体的に節約体制にする「低電力モード」

iPhoneのバッテリー残量が20%を切ると「低電力モードにしますか」という表示が出ますが、バッテリーが減っていなくても手動で低電力モードにすることができます。しばらく充電できなさそうな場合、できるだけバッテリーを長く持たせたい日などに活用できます。

  • 「設定」→「バッテリー」をタップ

  • 一番上の「低電力モード」をオンにします→ホーム画面のバッテリーの色が黄色に変わりました

これで低電力モードの状態になりました。低電力モードすると、iPhoneの機能に以下のような影響が出ます。

  • 新着メールが自動で取得されない
  • "Hey Siri"が使えない
  • App のバックグラウンド更新が行われない
  • 自動ダウンロードが行われない
  • 一部のビジュアルエフェクトが表示されない

なお、低電力モードで「CPU速度が40%低下する」(=iPhoneが遅くなる)とする情報もありますが、Appleの公式アナウンスでは確認できませんでした。

  • 通常モードと低電力モードでだいたい同じように1日(7〜23時)使用した場合のバッテリー残量。厳密ではないのであくまで参考値ですが、節約できていることがわかります

低電力モードでも、LINEやメッセージ、リマインダーなどの通知は通常通り表示されます。またアプリの使用感・動作速度も、体感的に違いは感じられなかったので、低電力モードでも大きな不便はなかったと言えるでしょう。ただし、新着メールが自動的に取得されないので、メールで大事なやりとりが必要な場合などは注意が必要です。