前回前々回では「写真」アプリで切り抜きや色補正といった加工を行う方法をご紹介しました。しかしこうした画像の加工だけでなく、文字や線を書き込みたい場合もありますよね。今回はそんな時に便利な「マークアップ」機能を使ってみましょう。

マークアップ機能とは

マークアップ(Mark up)とは、「印をつける」「校正する」といった意味の英語。iPhoneには以前から「メール」アプリでPDFを開いた際に、校正を書き込めるマークアップ機能がありましたが、それが写真アプリでも使えるようになりました。図形やフリーハンドの線、文字などを書き込めます。

  • マークアップで書き込みをしたサンプル

写真アプリでマークアップを使う方法

マークアップは写真の編集機能の中に入っています。

  • 写真アプリで書き込みをしたい写真を開き「編集」をタップ。黒枠の編集画面が開いたらツールボタンの「…」をタップ

  • 「マークアップ」を選択すると、マークアップツールが開きます

  • ペン・マーカー・鉛筆・消しゴムと、選択ツール、カラーパレットが並んでいます。右下の「+」をタップすると、テキストや図形のメニューが開きます

フリーハンドで書き込む方法

ペン・マーカー・鉛筆ツールを使うと、フリーハンドで書き込めます。

  • ツールを選択し、指で書き込みます

  • このボタンをタップするとカラーパレットが開き、色を選べます。カラーパレットを閉じるにはペンをタップします

書いたものを消す方法

消しゴムを使うと、書いた線を消せます。

  • 消しゴムをタップして、消したい線に触れます。触れた線が丸ごと消えます

書いたものを移動させる方法

書いた線を後から移動させて、別の場所に移せます。

  • 選択ツールをタップして、移動させたい線を囲みます。線の一部だけでもOK→囲った部分を指で移動させます

  • 囲われた部分以外のところを指でタップすると、移動が確定します

文字を書き込む方法

文字を入力して書き込むこともできます。

  • 右下の「+」をタップ→「テキスト」を選択。画面の真ん中に「テキスト」と書かれた囲みが出てきます

  • ダブルタップするとキーボードが表示されるので、文字を入力。文字以外の部分をタップすると入力が完了します。文字は、タップすれば何度でも変更が可能です

  • 入力した文字を1回タップすると、指で移動できます。文字以外の部分をタップすると移動が完了

  • 同じく1回タップ→下部に表示されるパレットで色の変更が可能。文字以外の部分をタップすると変更が完了

  • 「AA」ボタンをタップすると、書体・文字サイズ・行揃えを変更できます。文字以外の部分をタップすると変更が完了

  • 文字を消すには、タップして上に表示された「削除」を選択します

図形を書き込む方法

丸や直線、矢印などの図形を書き込めます。

  • 右下の「+」をタップ。書き込みたい図形を選択すると画面の真ん中に図形が表示されます

  • 青い丸を指で動かすと図形の大きさを変更できます。図形の真ん中を指で動かすと位置を移動できます。図形以外の部分をタップして変更を完了。タップすれば何度でも変形・移動が可能です

  • 図形をタップして、下部のカラーパレットから色を変更。図形以外の部分をタップして、変更を完了

  • 丸と四角のマークをタップすると、塗りや線の太さを変更できます。図形以外の部分をタップして、変更を完了

書いたものを保存する方法

完了したら、書き込んだ内容を保存します。

  • 右上の「完了」をタップ→右下のチェックマークをタップ

  • これで書き込んだ内容が保存されました

書いたものを元に戻す方法

書き込んだ内容を全て破棄し、元の写真に戻すのも可能です。

  • 書き込まれた写真を開いて「編集」をタップ→右下の「元に戻す」をタップ

  • 「オリジナルに戻す」を選択→書き込まれる前の状態に戻りました