旅行にはiPhoneが必須アイテム。海外旅行を計画中のみなさん、海外通信の準備はできていますか? 今回は普段MVNO(格安SIM)でSIMフリーのiPhoneを使っている方向けに、海外用プリペイドSIMを使う方法をご紹介します。国内で準備していけるので、現地でのSIM調達に自信がない人も大丈夫です。

(1)海外用プリペイドSIMを購入する

まずはSIMを購入します。今回使用するのは「mineo海外プリペイドSIM」です。SIMは公式オンラインストアやAmazonなどで販売されています。

国内でセットアップしていける「mineo海外プリペイドSIM」。渡航まで日程の余裕を持って注文しておきましょう

このような形でSIMが届きます

(2)SIMをアクティベートする

届いたSIMはそのままでは使用できません。国内にいるうちに準備作業が必要です。まずは公式サイトから「アクティベート」を行います。

公式サイトを開き、「SIMを有効にする」を選択

SIMカード裏面に記載された番号を入力。メールアドレスを入力し「有効化」

ユーザー情報を入力して登録します。同時にユーザー登録も行われます

(3)テスト通信をする

次に、SIMをカードから切り離してiPhoneに挿入。テスト通信を行います。

本体側面の穴にピンを差し込み、SIMを交換

SIMが認識されると左上にdocomoと表示されます

この表示が出たら「アップデート」をタップ

「設定」→「モバイルデータ通信」→「通信のオプション」の順にタップ

「データローミング」をオンに(なっていればそのままでOK)。下にある「モバイル通信データネットワーク」をタップ

APN、ユーザー名、パスワードを上記の通り設定します(設定されていればそのままでOK)

Wi-Fiをオフにした状態でSafariを開き、通信ができればOK

正しく設定してあっても、通信ができるまで時間がかかる場合があります。通信できない場合はしばらく放置するか、海外プリペイドSIMを入れたままiPhoneを再起動して、再度通信テストをしてください。

テストが終わったら、元のSIMに戻しておきます。

(4)通信容量を購入する

出発前日までに通信容量を購入(チャージ)しておきます。

mineo海外プリペイドSIMのトップページで「ログイン」

マイページで「従量チャージ」または「データパックチャージ」を選択

一定金額を先払いしておく「従量チャージ」(有効期間1年)と、一定のデータ量をまとめ買いする「データパックチャージ」(有効期間30日)の2種類があります。

一般的な海外旅行で、渡航先が1ヶ所・短期間ならデータパックチャージがお得です

今回はデータパックチャージを選択。容量を選んでカートに入れ、購入手続きを行います

国内で行う準備はここまで。あとは海外用プリペイドSIMとSIM交換のためのピンを忘れずに持って行きましょう。

(5)目的地で通信を開始

目的地に到着したら、SIMを交換して通信を開始します。

自動的に現地の通信事業者に接続。通信が使えるようになりました

注意点まとめ

事前に日本で準備しておけるので便利なmineoの海外用プリペイドSIM。最後に、使用時の注意点をご紹介しておきます。

・海外用プリペイドSIMが使えるのはSIMフリーのiPhoneに限られます。docomo/au/ソフトバンクで購入したSIMロック端末では使用できません ・海外用プリペイドSIMを使用中は、通常使用している電話番号は使用できません。また、通信専用SIMの場合は電話の発信・着信ができません

なお、このSIMはチャージすれば今後何度でも使用することができます。ただし、1年以上使用しないとSIMが無効になりますので、その場合はサポートセンターに電話して、再度有効にしてもらう手続きが必要です。