以前、バックアップの設定の回で『iCloud』について簡単に説明しました。iCloudは、Apple IDがあれば5GBまで無料でiPhoneのバックアップやファイルの保存に使うことができる、Appleのオンラインストレージです。実は、これに加えて最大1,000枚の写真を保存してくれる機能があります。それが『フォトストリーム』です。

『フォトストリーム』は、iPhone/iPadなどのカメラロールに入っている写真を自動的にアップロード。端末を横断して最新の写真を閲覧・編集することができる機能です。最大1,000枚を保存でき、それを超えると古いものから自動的に削除。iCloudのバックアップが"保管庫"だとすると、フォトストリームは最新1,000枚分を見るための一時的な"ショールーム"のようなものです。

フォトストリームの容量はバックアップなどに使うストレージとは"別腹"なので、iCloudの残り容量を気にしなくても大丈夫です。

フォトストリームの使い方

Step1:iPhoneのフォトストリーム機能をオンにします

『設定』から「写真とカメラ」→「自分のフォトストリーム」をオンに

Step2:Wi-Fiに接続

以降はWi-Fiに接続された際に、自動的に新しい写真がアップロードされます

フォトストリームはここで見る

フォトストリームにアップロードされた写真は、『写真』アプリの「フォトストリーム」で見ることができます

フォトストリームの編集

フォトストリームの写真は、カメラロールと同じように編集・スライドショーで再生できます。また、フォトストリーム上の写真をアルバムに追加することも可能です。

写真を手動で削除する場合も、1,000枚を超えて自動的に削除される場合も。フォトストリーム上から消えるだけで、端末に保存されている元画像には影響しません。

フォトストリームの写真を編集・共有・スライドショーで再生

削除するとフォトストリーム上からは消えますが、iPhoneやiPadの中にある元画像は消えません