9月16日、iPhoneの新しいOS「iOS 9」の提供が開始されました。iOSは、iPhoneの画面表示や操作性など、基本的な機能を制御するためのシステムです。iPhoneは、iOSを新しいものに入れ替えることで基本性能をアップさせることができる仕組みになっています。iOSは無料で入れ替えができ、最新版ではSiriや検索機能の向上やバッテリー駆動時間の延長が図られています。

今回は、iPhoneにiOS 9をインストールする方法を紹介します。この作業はiPhone 4S以降をお使いの方が対象になります。なお、大容量の通信が必要になるので、以下の作業はモバイル回線ではなくWi-Fiに接続して行ってください。

念のためバックアップの確認を

新しいiOSに入れ替える前に、最新のバックアップを確認しておきましょう。iPhoneは充電中にスリープすると自動的にバックアップを取りますが、手動で最新の状態をバックアップすることも可能です。

「設定→iCloud→バックアップ」を開く

最新のバックアップ日時が表示されます。直近の日時なければ手動でバックアップを作成するのがおススメ

「設定」に赤丸数字のバッジが出ている場合はこの手順

iPhone上で自動的に新しいiOSのダウンロードが準備された場合は、「設定」アイコンに赤い数字が表示されます。

「設定」アイコンに赤丸で数字の1が表示されています

「設定→設定→一般→ソフトウェア・アップデート」の順に開く

「今すぐインストール」をタップ

パスコードを入力

利用規約に同意します

これでインストールが開始されます。

「設定」に赤丸数字が表示されていない場合

数字が表示されていない場合は、手動でインストールの準備をします。

「設定→一般→ソフトウェア・アップデート」の順に開きます

アップデートを確認中の表示が出ます

iOS 9の説明が表示されたら、「ダウンロードとインストール」をタップします。

パスコードを入力

利用規約に同意します

自動的にダウンロード、インストールが行われます

再起動したら

インストールが終了するとiPhoneが自動的に再起動します

再起動したら、画面に従ってパスワードなどを入力していきます

ホーム画面を開くと最初にこの表示が出ます。iCloud Driveを使っている人は「追加」をタップ。分からなければ「今はしない」で大丈夫です

iOS 8のホーム画面

iOS 9のホーム画面。アイコンの種類が微妙に変わっています

ホーム画面の見た目はほとんど変わっていませんが、中身はいろいろ新しい機能が追加されています。次回から順番にご紹介していきます。