前回はiPhoneの基本的なロック/ロック解除の方法を紹介しました。この方法ではロック解除に4ケタの暗証番号を使いましたが、暗証番号の代わりに指紋認証を使ってロック解除する方法があります。暗証番号の入力が面倒だと思ったら、ぜひ試してみてください。

指紋認証が使えるiPhoneと使えないiPhone

指紋認証とは、個人の指紋を本人確認の手段に利用する技術。iPhoneにはパスワードや暗証番号を入力させる代わりに、この指紋認証を利用する仕組みが搭載されています。

ただし、iPhoneの中でも指紋認証が使えるのはiPhone 5sと、iPhone 6/6 Plusのみ。iPhone 5/5cや4シリーズは指紋認証に対応していません。指紋を読み取る装置はホームボタンの部分に内蔵されており、ここを見ると指紋認証対応か非対応かが分かります。

指紋認証対応の場合は、リングの内側が平面なボタン。指紋認証非対応の場合は、凹面のボタン

指紋を登録

指紋認証を使うには、まずiPhoneのTouch ID(=指紋認証機能)をオンにし、次に自分の指紋をiPhoneに記憶させます。

ホーム画面の「設定」から、「Touch IDとパスコード」を選択。パスコードを求められたら入力します

「iPhoneのロックを解除」をオンに

続いて表示された画面に従って指紋を登録します

指の腹をホームボタンに軽く押し当て、iPhoneが震えたら離す。微妙に位置を変えながら同じ指で7~8回繰り返します

この画面が出たら「続ける」をタップ

今度は指紋の縁でタッチ。同様に微妙に位置を変えながら7~8回繰り返します

完了画面が出たら「続ける」をタップ

登録した指紋でロック解除

以上で指紋認証を使う準備は完了です。では、実際に試してみましょう。

指紋を登録した指でホームボタンを押し……

ボタンに触れたままで指紋認証され、ロックが解除されます

慣れたらチャレンジ! 応用編

ホームボタンを押す時に使う指はひとつではありません。右手だったり左手だったり、親指、人差し指、箸を持ったまま小指で押すこともあるかも。iPhoneには最大5つの指紋を登録できるので、持ち方に合わせて複数の指紋を登録しておくと便利です。

ホーム画面の「設定」から「Touch IDとパスコード」を選択。パスコードを求められたら入力

「指紋を追加」を選択

最初の時と同様に、指の腹を数回押し当て、続けて指の周辺部を数回押しあてて指紋を登録

完了画面が出たら「続ける」をタップ

最大で5件までの登録が可能。両手の親指・人差し指などがおススメ

タップすると名前の変更や削除が可能です