以前のiOSでは、iPhoneで撮影した写真・ビデオはすべて「カメラロール」に保存されていましたが、iOS 8からはそれが変更されています。撮影した写真を見るにはどこを開けばいいのか、今回は基本的な写真の見方と過去の写真の確認方法を紹介します。

写真は全部「写真」ページへ

iOS 8では、自分のiPhoneおよび同じApple IDで使っているiOS端末(iPadなど)で撮影した写真や、メッセージやWebページなどから保存した画像などが、全部まとめて「写真」に日付順に表示される形になっています。「写真」アプリを起動して下部左端にある「写真」ボタンをタップすればOKです。

要するに、ココに全部集まります

ここでは期間の区切り方によって3種類の表示方法が用意されています。

1年ごとの「年別」、1週間から1ヵ月程度の「コレクション」、日別表示の「モーメント」で表示を切り替えられます

検索ボタンをタップすると、期間指定や撮影場所で写真を検索できます

最新の写真だけを自動的にアルバムにする「最後に追加した項目」

下部のボタンで「アルバム」を開くと、「最後に追加した項目」というアルバムが最初から作られています。ここには最新30日分、または最新1000件分の写真が自動的に収められています。同じApple IDで使っている他のiOS端末にある写真も自動的に追加されます。追加されない場合は、各端末で下記の設定をチェックしてください。

「設定」→「iCloud」を開き「写真」を選択

「自分のフォトストリーム」をオンに

以前の写真が表示されない時はバックアップ設定を確認

新しいiPhoneに機種変更した後、「最後に追加した項目」以前の写真が引き継がれていない場合は、旧いiPhoneで下記の項目を確認してください。

「設定」→「一般」→「使用状況」を開く

iCLOUDの「ストレージを管理」→バックアップ「このiPhone」を選択

バックアップオプションの「フォトライブラリ」がオンかオフかによって、対応が異なります

フォトライブラリのバックアップがオンの場合

機種変更後、最初の起動直後は復元に非常に時間がかかります。なるべくWi-Fiに接続した状態で、1日程度時間が経ってから再度確認してください。それで復元されない場合は、バックアップがオフの場合の対応を試してください。

フォトライブラリのバックアップがオフの場合

旧いiPhoneのバックアップを作成しなおしてから、新しいiPhoneで再度バックアップからの復元を行う必要があります。詳細な手順は次回に紹介いたします。