iOS 8をインストールしても、一見してこれまでとの大きな違いは見当たりません。でも、細かい所でいろんな機能が追加・強化されています。覚えておくと便利な機能をチェックしていきましょう。
WebもiPhoneの中身も一カ所で横断検索
分からないことや思い出せないことは即iPhoneで調べるのが習慣になっているみなさん。調べる際には検索サイトやWikipediaを使うことが多いかと思いますが、iOS 8ではそれがもっとお手軽&便利になりました。アプリを起動せずに使えるiOSの検索機能「Spotlight検索」が強化されたためです。
Spotlight検索では、Webサイト、Wikipedia、連絡先など、複数の情報元を横断して検索結果が表示されます。それぞれのアプリを探して開く手間がないので、欲しい情報を素早く調べることができます。
Spotlight検索で調べることができる情報は、下記の通りです。
- App:iPhoneに入っているアプリアプリを検索。検索結果からアプリを起動できます
- Spotlightの検索候補:iPhone内でなく、インターネットやApp Storeなどからの検索候補を表示。Webページ、Wikipedia、iPhoneに入っていないアプリやPodcastなどが含まれます
- 連絡先:「連絡先」の中から、名前、メールアドレス、電話番号に含まれる文字列で検索
- ミュージック:「ミュージック」アプリのライブラリから、アルバム名、楽曲名、アーティスト名で検索
- Podcast:「Podcast」アプリの中身を番組名やエピソードタイトルで検索。うまく機能しない場合もあります
- ビデオ:「ビデオ」アプリの中身をタイトル・出演者名などで検索
- オーディオブック:「ミュージック」アプリのオーディオブックから、タイトル・章タイトル・著者名などで検索
- メモ:「メモ」の中身を全文検索
- イベント:「カレンダー」アプリに登録されたイベント(予定)を、イベント名・場所・メモから検索
- メール:全メールボックスの件名・宛先・差出人から検索。メール本文は検索対象になりません。
- ボイスメモ:「ボイスメモ」アプリに保存されたファイル名で検索。ファイル名の頭に含まれる語でないと検索されない場合があります
- リマインダー:実行済みのものも含めて検索されます
- メッセージ:「メッセージ」に含まれる言葉や相手の名前で検索。検索する言葉によってはうまく機能しない場合も
- BingのWeb検索結果:「Spotlightの検索候補」とは別に、BingエンジンによるWeb検索結果を表示
上記の中でどの項目を検索対象にするかは、必要に応じて選択できます。