第9回 情報収集ツールに使うiPad
あなたはネットの情報をどのようにして収集しているだろうか? Webサイトに直接見に行ったり、専用の新聞アプリを使うのが一般的だろうか。あるいはTwitterやFacebookで話題になっている投稿からリンクを拾ってチェックしていたりする人もいるかもしれない。 iPadは発信よりも閲覧に適したデバイスで、これらの情報を読むのも適している。家の中でも外出先でも持ち歩いて、新聞のように片手で持ってネットの情報を読むことができる。またネットニュースやWebの更新情報(RSS)を専用アプリを使えばさらに効率的な情報収集が可能だ。今回はiPadで便利に使えるニュース収集閲覧アプリを紹介しよう。
Webサイトの更新情報(RSS)を読むならFeedly
ニュースサイトやブログなどが情報を更新したとき、それらの情報をまとめて配信するシステムがRSSだ。かつては多くのサイトがRSSを配信しており、Google ReaderというGoogleが提供していたクラウドサービスを使ってまとめて管理、閲覧することができた。しかし今年の7月1日にGoogle Readerはサービスを終了してしまい、RSSリーダー難民とも呼ぶべき人たちが出てきた。
その多くが現在利用しているのが『Feedly』だ。Googleアカウントでログインができ、Google Readerと同じようにWebブラウザでRSSの更新情報を収集し、閲覧することができる。iOS用のアプリもあり、デスクトップではWebブラウザから、iOSデバイスでは専用アプリでRSSを閲覧して未読の同期管理が可能だ。
優秀なニュースリーダー SmartNews
各ニュースサイトの情報を独自で収集して配信するのが『SmartNews』だ。エンタメ、政治、スポーツ、テクノロジーなど各分野で話題になっているニュースをNHKオンラインや産経ニュース、J-CASTニュースなどから収集。一覧表示する。タップでWebサイトを表示するが、時間がないときはスマートモードを使えばテキストとイメージだけを抜き出して簡易表示ができるため、表示時間が短くなる。新聞を読むように読み込めるのがポイントだ。
雑誌感覚でネット情報を読む Flipboard
TwitterやTumblr、Facebook、YouTubeにInstagramなど、たくさんのWebサービスをまとめて雑誌のように閲覧したいなら『Flipboard』が断然おしゃれで使いやすい。それぞれのアカウントを設定すれば、更新情報をまとめて雑誌のように見ることができる。また日本のニュースサイトを登録して使うこともできるので、このアプリだけで情報収集が可能だ。インターフェイスも綺麗で雑誌のページをめくるようにスワイプする。iPadで使うならイチオシのアプリだ。