健康を維持する秘伝のレシピを伝授します

どこにでもある"ヘルシー"なレシピではなく、からだの改善、不調などの症状に対応する"栄養科学的"な旬の食材にこだわった簡単に作れるレシピ集。土日祝日、休刊日を除いて毎日更新!

糸寒天の冷やし中華

ハム、卵、きゅうり、トマトなど色とりどりの具が美しく盛られた冷やし中華をアレンジ。冷やし中華に使われる食材の中でもっともエネルギーが高い麺を糸寒天にかえ、エネルギーと糖質を大幅にカット。減量中の方や糖尿病でエネルギーや糖質量を制限したいという方におすすめの冷やし中華に仕上げた。

糸寒天に含まれる水溶性食物繊維は、満腹感を得やすくなる働きがあり、さらには肥満予防にも効果が期待されている。エネルギーは落としても栄養価は落とさないよう、ハム、鶏ささみ、卵、きゅうり、トマトなど、具材はたっぷり盛り付けるようにしよう。タレは、低エネルギーで肥満を防止するオリゴ糖で甘みをつけ、体内で栄養の利用率を高めてエネルギー産生を促進する酢の酸味を効かせた。きゅうりやトマトには、むくみ解消に役立つカリウムが豊富に含まれているのも特徴だ。

【症状】糖尿病、肥満
【栄養素】糸寒天:食物繊維、酢:食後高血糖抑制、クエン酸、ボンレスハム:ビタミンB1
【栄養価(1人分)】エネルギー:213kcal、食物繊維:2.2g、食塩:3.3g
【ジャンル】主菜

材料(2人分)

食材
1 鶏ささみ 2本
2 塩 少々
3 酒 少々
4 糸寒天 20g
5 ハム(細切り) 2枚
6 きゅうり(細切り) 1本分
7 トマト(くし切り) 1個
8 ゆで卵 1個
9 しょうゆ 大さじ2
10 酢 大さじ3
11 オリゴ糖 小さじ1
12 ごま油 大さじ1
13 練り辛子 適量
14 白ごま 適量

作り方

(1) 鶏ささみはすじを取り除き、塩と酒を加えた熱湯で茹でる。火が通ったら湯から出し、粗熱をとって細かく身をさいておく
(2) 糸寒天は戻しておき、4、5cmの長さに切る。その後30分ほど水に漬けてから水洗いし、水気をきって冷やしておく
(3) 2を器に盛り、(1)とハム、きゅうり、トマト、ゆで卵を飾る。ここに、混ぜ合わせておいた9～12をかけ、お好みで練り辛子と白ごまを添える

※今回の更新を持って当企画はしばらくの間更新をお休みさせていただきます。
(注) このレシピは、病気の治療を目的とするものではありません。個々の症状については、早めに医師に相談しましょう。当方では一切の責任を負いかねます。