健康を維持する秘伝のレシピを伝授します
どこにでもある"ヘルシー"なレシピではなく、からだの改善、不調などの症状に対応する"栄養科学的"な旬の食材にこだわった簡単に作れるレシピ集。土日祝日、休刊日を除いて毎日更新!
セロリのじゃこ炒め
セロリは古代ギリシャ時代から薬草として用いられてきた食材。医学の父、ヒポクラテスは「神経が疲れたならセロリを薬とせよ」と言い、現代では独特の香り成分であるアピインに神経を鎮める効果があることがわかっている。セロリには他にカリウム、カルシウム、ビタミンC、食物繊維などの栄養素がバランスよく含まれている。中でもカルシウムは、神経のいらだちを抑えるトランキライザー(精神安定剤)の作用をもち、イライラ解消に効果を発揮する。
「セロリのじゃこ炒め」は、セロリにカルシウム豊富なちりめんじゃこをプラスした内容。ストレスをやわらげる香り成分とイライラ解消に役立つカルシウムを組み合わせた一品で、ストレスを感じるときにはオススメの料理である。なお、セロリの葉は、茎に比べておよそ2倍のカロテンを含むなど、栄養価が高い。今回のような炒め物だけではなく、細かく刻んで冷ややっこの薬味にしたり、刺身のつまにするなど、無駄なく活用したいものだ。
【症状】ストレス
【栄養素】ちりめんじゃこ:カルシウム、セロリ:香り成分、カルシウム
【栄養価(1人分)】エネルギー:102kcal、カルシウム:107mg、鉄:1.5g
【ジャンル】副菜
材料(2人分)
食材
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1 | ごま油 | 大さじ1 |
2 | ちりめんじゃこ | 大さじ3 |
3 | セロリ | 1/2本 |
4 | 白ごま | 小さじ1 |
5 | しょうゆ | 小さじ1 |
作り方
(1) フライパンにごま油を入れて熱し、ちりめんじゃこをカリカリに炒める
(2) 斜め薄切りにしたセロリと白ごまを(1)に加え、さっと炒める。鍋肌からしょうゆをまわし入れ、香ばしい風味を付ける
ちりめんじゃこでもう1品
ぎょうざの皮に、とろけるチーズと刻んだ焼き海苔、ちりめんじゃこをのせて焼くだけで、ピザ風のつまみ料理が完成。手軽にカルシウムを摂取できるのが魅力だ。
(注) このレシピは、病気の治療を目的とするものではありません。個々の症状については、早めに医師に相談しましょう。当方では一切の責任を負いかねます。