健康を維持する秘伝のレシピを伝授します
どこにでもある"ヘルシー"なレシピではなく、からだの改善、不調などの症状に対応する"栄養科学的"な旬の食材にこだわった簡単に作れるレシピ集。土日祝日、休刊日を除いて毎日更新!
うなぎの煮こごり
栄養価の高いうなぎからは、お肌に嬉しい成分もたっぷりいただける。皮膚や粘膜を丈夫に保つビタミンAの含有量は、食品の中でもトップクラス。その他には、ビタミンB2、ビタミンE、亜鉛、コラーゲンなどが含まれる。ビタミンB2は、細胞の産生やエネルギー代謝を促進し、健康な皮膚を作る。ビタミンEは、リポフスチンという加齢とともに体内にこびりつく老化色素を減らし、若々しさを保つ効果が期待される。亜鉛には、細胞の新生を促し、肌の新陳代謝を高める作用があり、そして皮膚組織の主成分であるコラーゲンには、肌の張りや柔軟性を保つ役割がある。
このコラーゲンを熱して抽出したゼラチンを使って、煮こごりを作る。冷蔵庫で冷やし固めるのでひんやりと冷たく、夏に嬉しい一品だ。粒山椒のピリッとした辛味が程よい刺激となっている。
うなぎは栄養価が高いが、エネルギー量も比較的高い食材である。摂取エネルギー量が気になる人は、ご飯にのせてうな丼にするよりも、ゼラチンや寒天で固めたり、きゅうりやわかめと和えて酢の物にするとよい。エネルギー量の低い素材と組み合わせるのがコツだ。
【症状】肌の不調
【栄養素】うなぎ:ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンE、亜鉛、コラーゲン、ゼラチン:コラーゲン
【栄養価(1人分)】エネルギー:128kcal、ビタミンA:600μg、亜鉛:1.7mg
【ジャンル】副菜
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材料(2人分)
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食材
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|---|---|---|
| 1 | うなぎ(蒲焼き) | 1串(80g) |
| 2 | 水 | 250cc |
| 3 | しょうゆ | 小さじ1 |
| 4 | 粒山椒 | 適量 |
| 5 | ゼラチン | 5g |
| 6 | 熱湯 | 50cc |
作り方
(1) うなぎの蒲焼きは長さ3cmの細切りにする
(2) 鍋に水、しょうゆ、(1)を加えて煮立て、粒山椒を入れたら火を止める
(3)ゼラチンは 6の熱湯で溶かし、(2)に加える
(4) 型の内側を水(分量外)で濡らし、(3)を流し入れたら冷蔵庫に入れ、冷やし固める
(5) 固まったら型から取り出し、切り分ける
ゼラチンにもう一工夫を加えると
ゼラチンは、デザートだけではなく料理にも使える食材だ。例えば、角切りにしたパプリカと海老をコンソメスープに加えてゼラチンで固めたり、生クリームを使ったポタージュスープをゼラチンで固めてテリーヌ風の前菜として楽しむのもよい。
(注) このレシピは、病気の治療を目的とするものではありません。個々の症状については、早めに医師に相談しましょう。当方では一切の責任を負いかねます。
