健康を維持する秘伝のレシピを伝授します

どこにでもある"ヘルシー"なレシピではなく、からだの改善、不調などの症状に対応する"栄養科学的"な旬の食材にこだわった簡単に作れるレシピ集。土日祝日、休刊日を除いて毎日更新!

鮮度が命 - たけのこ

たけのこはとにかく鮮度が命。切り口が瑞々しく、どっしり重みのあるものは水分が抜けていない新鮮なものだが、時間が経つとアクが強くなりエグみが増す。水煮されたものなら、調理が簡単で年中入手できる。

切り口が瑞々しく、どっしり重みのあるものは水分が抜けていない新鮮なもの

たけのことわかめのさっと煮

シャキっとした、たけのこ独特の食感は食物繊維が豊富な証拠。たけのこに含まれる「不溶性食物繊維」は腸の調子を整える。不溶性食物繊維にはコレステロールの吸収を抑え、対外に排出する働きがある。また、わかめなどの海草と一緒に煮ると、わかめのアルギン酸によって、たけのこの繊維が柔らかくなる。アルギン酸とは、わかめ特有のあのヌベリのもとになる食物繊維の一つ。たけのこ&わかめダブルの食物繊維で、便秘解消、肥満を予防する。でき上がりに木の芽を添えて、春の風味を楽しもう。

【病態】 糖尿、便秘、高血圧
【栄養素】たけのこ :不溶性食物繊維、 わかめ :水溶性食物繊維
【栄養価(1人分)】エネルギー :49kcal、 食物繊維 :4.3g
【ジャンル】副菜

材料(2人分)

順番 材料
1 ゆでたけのこ 200g
2 生わかめ 80g
3 だし(かつお、こんぶ) 300cc
4 大さじ1
5 うすくちしょうゆ 大さじ1
6 少々
7 木の芽 適量

作り方

(1) たけのこは、穂先と根元にわ分けて、食べやすい大きさに切る

(2) 生わかめはさっと水洗いし、水気を切り、4~5cmの長さに切る

(3) 鍋にだし、酒、うすくちしょうゆを煮立て、(1)を加え、落としぶたをして中火で10分ほど煮ふくめる

(4) (3)に(2)を加え、2~3分ほどで火を止める

(5) 器に盛り、木の芽を飾る

(注) このレシピは、病気の治療を目的とするものではありません。個々の症状については、早めに医師に相談しましょう。当方では一切の責任を負いかねます。

写真提供:デザインエクスチェンジ株式会社