健康を維持する秘伝のレシピを伝授します

どこにでもある"ヘルシー"なレシピではなく、からだの改善、不調などの症状に対応する"栄養科学的"な旬の食材にこだわった簡単に作れるレシピ集。土日祝日、休刊日を除いて毎日更新!

ビタミンの吸収を助ける- たまねぎ

秋に栽培が始まり、夏前の3~4月に早どりされたものを「新たまねぎ」という。辛みが少なく、みずみずしい。甘みがあるので、生食にも向く。夏~冬のものと比べて皮が薄く平べったい形をしている。西洋料理のベースによく使われて、"西洋のかつお節"ともいわれている。

西洋料理のベースによく使われて、"西洋のかつお節"ともいわれている

トマトが赤くなると医者が青くなる

「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがある。イタリアではその昔、収穫時期になると病気になる人が減ったという。それほどトマトは貴重なビタミン源だった。トマトの赤は、リコピンという色素が含まれているからで、十分に太陽を浴び、昼と夜の温度差があるほど、赤みも増す。一年中出回っているが、6~8月に収穫されたものは日光を十分に浴びて、栄養価も優れている。全体的に丸みを帯び、まんべんなく色が付いているものがよい。真っ赤で皮にたるみのないものを選びたい。

6~8月に収穫されたものは日光を十分に浴びて、栄養価も優れている

新たまねぎとトマトのクラシックサラダ

ビタミンの宝庫と呼ばれるトマトと血流をよくするたまねぎの血液をサラサラに。下味をつけるそのひと手間が美味しさの秘訣。

【病態】血液サラサラ
【栄養素】トマト:ビタミンC、リコピン、たまねぎ:フラボノイド
【栄養価(1人分)】エネルギー:97Kcal、ビタミンC:30mg、食物繊維:1.8g
【ジャンル】副菜

材料(2人分)

食材
1 新たまねぎ 1/2コ
2 トマト 1コ
3 少々
4 こしょう 少々
ドレッシング
5 小さじ1
6 サラダ油 大さじ1
7 小さじ1/2
8 こしょう 少々
仕上げ
9 パセリ(みじん切り) 適宜

作り方

(1) ドレッシングの材料をボウルに入れ、白濁するまで泡だて器でよく混ぜておく

(2) 沸騰した湯にトマトを湯通しして皮をむき、くし切りにする。たまねぎはくし切りにしてから沸騰した湯でサッとゆでる

(3) ボウルに(2)を入れ、軽く塩、こしょうをして下味をつけて冷蔵庫で冷やしておく

(4) 食べる直前に(3)の水気を切り、(1)で和える

(5) 冷やした器に盛り、パセリをふる

※血液サラサラ効果の高いあじを刺身で添えても美味
(注) このレシピは、病気の治療を目的とするものではありません。個々の症状については、早めに医師に相談しましょう。当方では一切の責任を負いかねます。