圧倒的な価格の安さで大人気となっている「業務スーパー」。この業務スーパーで週に1回まとめ買いをし、コツコツ節約を続けることで、月12万円の貯金を継続できている女性がいます。インスタグラマ―としても活躍する、20代会社員Mimiさんです。
業務スーパーの活用術に加え、日々の生活費を抑えるための工夫についてもお伺いしました。
Mimiさん
関東在住で社会福祉士として会社で勤務している。1Kの部屋で1人暮らしを始めて3年目。業務スーパーをこよなく愛し、おすすめの商品や節約レシピについてInstagramで発信している。毎月、平均12万円の貯金を継続中。
"自分にとって本当に必要な出費か"を考えることが、節約につながる
――節約や家計管理を始めようと思われたきっかけは?
一人暮らしを始めたのがきっかけです。自宅から職場まで通える距離だったので、「一人暮らしをしたい」と両親や職場の上司に言うと、「一人暮らしをすると貯金できないからやめた方がいい」と何度も言われていました。
確かに、実家にいた時は節約を意識しなくても自然と貯金ができていましたが、一人暮らしだとそうはいきませんよね。家賃や食費、光熱費などの固定費が増えるので、意識して節約しないと貯金ができなくなってしまいます。
しかし、私は一人暮らしでも節約を頑張れば必ず貯金ができると思ったので、「たくさん貯金してみんなを驚かせてみせるぞ!」と意気込んで、節約生活をスタートさせました。
――勇ましくて素敵ですね! もともと、節約や貯金は得意な方でしたか?
むしろ苦手な方で、使いたい時に惜しみなくお金を使っていました。たとえば、毎週金曜日は友達と飲みに出かけたり、服に対して物欲があったので、毎月何着も洋服を買ったりしていました。
しかし、節約を意識し始めると、自分にとって必要ではない、"無駄な出費"に気づくようになりました。例えば「行きたくない飲み会にお金を使うのはもったいない」と考えて、誘いを断る勇気を持てるようになったんです。
また、私が住んでいる部屋はワンルームなのですが、クローゼットが小さいので、衣類を買う頻度も減りました。
会いたいと思う人と楽しむため、愛着を持って着ることができる一着を買うため、本当に必要なもののために、支出できるようになった気がします。
『月7,000円が目標!』Mimiさんが実践する、食費節約のコツ
――Mimiさんが実践しているなかで、特に力を入れている節約方法は何ですか?
一番意識していることは、食費の節約です。食費はたまに超えてしまうときもありますが、月々7,000円までに抑えるようにしています。「どうしてそんなに安いのか」、「一体何を食べているのか」と聞かれたり、心配されたりしますが、ちゃんとお肉も野菜も食べています。
毎日3食自炊をしているので、週に1回、業務スーパーでまとめ買いをしています。買い出しに行く回数を減らすことで、誘惑に負けて余計なものを買わなくて済むようにしています。
また、職場にもお弁当を持っていくことで、支出を抑えることができています。
――徹底されていますね!
ただ上手に息抜きもしていますよ。
仕事から帰って疲れてご飯を作りたくない日は、ストックしてあるレトルト食品を使います。自炊するより割高かもしれませんが、外食するより安いですよね。
それから、毎日自分で作ったお弁当だとどうしても飽きてしまうので、「月に1回だけは買ってもいい」という自分なりのルールを作っています。
業務スーパーで買っている商品は?
――業務スーパーでは具体的にどのような商品を買われるんですか?
行くと必ず買うのは冷凍野菜ですね。面倒な下処理が済んだカット野菜がお安く手に入るので、調理の時短にもなるし、とてもおすすめです。
例えばトマト缶やコーン缶って一人暮らしだとなかなか使い切るのが難しいのですが、冷凍の「カーネルコーン」や「トマト(ダイスカット)」は、必要な分だけ取り出して使うことができるので、とても便利です。
また揚げ調理済みの「揚げなす 乱切り」はポン酢をかけただけで献立を一品増やすことができますし、「えだまめ」はそのままで、おつまみやお弁当のおかずとして重宝します。
インテリアに力を入れることで、お金をかけずにおうち時間を楽しめる
――節約生活をしていて苦しい時はありませんか?
節約を始めて1年半。もう体に節約が染みついているので、苦しいと感じることはありません。もはや、わたしにとって節約は「当たり前」になっています。
自分で作るごはんはおいしいし、自分の好きなインテリアに囲まれた家で過ごすのが好きなので、お金をあまりかけずにおうち時間を楽しんでいます。また、普段節約を意識している分、たまにちょっとした贅沢をすることもあって、それが息抜きになっています。
Instagramのフォロワーさまから温かいコメントをいただくことも多く、もっと節約を頑張ろうと、やる気が出ますね。
――Mimiさんが貯金をしている目的は?
明確な目的はありませんが、将来のために貯金しておいて損はないと感じています。また、今後何か大きな買い物をしたくなった時に、できるだけお金を借りずに自分で払いたいという気持ちが強いので、今のうちからきちんと貯金をしておこうと思っています。
――目的がなくても頑張れるのは、Mimiさんの強さですね。節約が苦手な人たちにアドバイスをいただけますか?
コロナの影響で外出や飲み会ができず、時間がある今こそ、節約に取り組める絶好のチャンスだと思います。私も自宅で過ごす時間が多くなり、いつも以上に貯金ができるようになりました。
節約が苦手な方は、まず家計簿をつけることから始めてみてはいかがでしょうか。自分でノートに書いて家計管理するのが大変だと感じる方は、スマホアプリの家計簿がおすすめです。アプリだと、値段を打ち込むだけですぐに毎月の支出額がわかるので、自分が何にお金を使っているのか、無駄遣いをしているかどうかが明るみに出ます。
私は、「家計簿アプリに金額を打ち込みたくない」という気持ちから自然と節約志向が身につきました。節約を意識しすぎるとなかなか長続きしない方もいると思うので、まずは自分ができることから少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか。一緒に節約ライフを楽しみましょう!
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一人暮らしでも貯金はできることを、見事に自ら証明したMimiさん。業務スーパーで週に1度のまとめ買いを実践し毎日3食自炊して節約に努めている姿には、学ぶところが多くあると感じます。Instagramでは、電気代・ガス代の節約方法や、インテリアなどについても発信されているので、気になった方はのぞいてみてはいかがでしょうか?