「面接って緊張する」「どう対策したらいいんだろう」就職活動の面接対策は不安も大きいもの。6万人をサポートしたキャリアコンサルタント・渡部 幸氏が贈るロングセラー書籍『改訂版 採用側の本音を知れば就職面接は9割成功する』が、時流にあわせた改訂版としてリニューアルしました。
9月1日に発売した『改訂版 採用側の本音を知れば就職面接は9割成功する』(KADOKAWA刊)より、一部をご紹介します。
全5回の連載、第2回は「1次面接ではココを見られる 集団面接編」です。
1次面接ではココを見られる 集団面接編 - 「この人と働きたい」と思わせる
企業によって違いはありますが、一般的に新卒採用の面接には、1次面接、2次面接(プラス3次面接)、最終面接の3段階があります。また、1次面接はWEBでの実施が多くなっていますが、集団面接かグループディスカッション(GD)のいずれかの形式が主に用いられます。
それぞれの段階で面接の目的や面接官がチェックする部分は変わります。段階ごとに確認していきましょう。
集団面接で見るのは「一緒に仕事をしたい人かどうか」
1次面接で集団面接が行われる場合、面接官はまず、「エントリーシートに書いてあることと、実際に会った印象が大きく違わないか」を見ています。大企業の1次面接の多くがWEBで実施されるようになってきていますが、WEB面接であってもそれは同様です。たとえば、シートには「常に前向きで、人とコミュニケーションを取りながら物事を進めている」と書いてあるけれど、実際の話し方や、話の内容はそれと一致しているのか、といった点です。
「話の内容以外の部分」を意識する
集団面接ですので、一人ひとりの話をじっくり聞く、というよりも、短い時間で全員に同じ質問をすることが多いでしょう。面接官はその答えの内容とともに、応募者の話しているときの表情や姿勢、態度、視線、あいさつ、話し声などの「話の内容以外の部分(非言語領域)」をよく観察しています。それは、自分が回答しているときだけでなく、ほかの応募者の話を聞いているときのものも含みます。非言語領域を使うコミュニケーションも、人とよい関係を築くために重要な要素だからです。(本書籍)PART3の突破ポイントや練習方法をぜひ活用してください。
面接官のチェックポイント -1次面接編-
集団面接
面接官のチェックポイント:「エントリーシートの内容」と「会った印象」が大きく違わないか
表情や姿勢、態度、視線、挨拶、話し声など「話の内容以外の部分(非言語領域)」が合否に大きく関係する。
自分が話しているときだけでなく、ほかの人の話を聞いているときの「話の内容以外の部分(非言語領域)」も同じようによく観察されていると意識し、気を抜かない。
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6万人をサポートしたプロが贈る信頼のロングセラーが、時流にあわせた改訂でリニューアル。採用側の本音とタテマエを丁寧に解説しているので、質問に対する自分なりの答え方が身に付きます。
面接官の問いを「ぶっちゃけ質問」に翻訳すると…
【タテマエ】 「自己PRをお願いします」
→【本音】 「あなたの長所をふまえて、当社で何ができますか?」
【タテマエ】 「最近気になるニュースはありますか?」
→【本音】 「この業界や会社についての記事を読んでいますか?」
このように、面接の質問には、ストレートに聞くことができない何らかの意図が隠されています。
それに気づかずにピントのずれた答え方をすると、面接官には評価されません。
逆に言えば、本音をくみとって適切なアピールができれば、内定はぐんと近づくのです。
採用側の本音を知れば、面接は9割成功したも同然! この本で内定をつかみとってください。
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著者:渡部 幸
定価:1,430円(本体1,300円+税)
発売日:2023年09月01日
判型:A5判、商品形態:単行本、ページ数:208
ISBN:9784046063502