普段の生活から、旅行先での移動手段など、さまざまな場面で役立つタクシー。便利な移動手段だけではなく、ほっこりと心温まる場面に出会える場所でもあります。
この連載では、タクシーに乗った時の「ほっこりした」読者の体験談をマンガで紹介。タクシーにまつわる何気ない日常のエピソードをお届けします。
「『タクシーでほっこりした話』」
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雨の中で感じたタクシー運転手さんの優しさ
母親を病院から自宅まで連れ帰った雨の日でした。足の不自由な母のためにタクシーを利用し、玄関まで運転手さんが傘をさして送ってくれました。親切な行動に、心から感謝したひとときでした。
雨がしとしとと降り続く中、母を病院から自宅まで連れて帰る道のりは、少し不安でした。足の不自由な母にとって、濡れた路面や滑りやすい歩道は大きな障害です。
そんな状況の中、タクシーを利用することにして本当に良かったと思います。タクシーの運転手さんは、私たちを病院で乗せたときからとても親切でした。母のことを気遣い、車のドアを開けてくれるその細やかな気配りに、私は安心感を覚えたのです。
自宅に到着すると、雨はさらに激しさを増していました。
私はすぐに母を家の中に入れようとしたのですが、運転手さんは一歩先んじて、傘を持って降りてきてくれました。そして、母が濡れないようにそっと傘をさしながら、玄関まで優しく送ってくれたのでした。
その瞬間、私は胸が熱くなりました。家に着くことができてほっとした気持ちと、運転手さんの温かい心遣いに対する感謝が入り混じり、言葉にうまくできず、ただ「ありがとうございました」と伝えるだけでした。
「本当にありがたかったね」と静かに呟く母。その言葉に、私も深く同意し、今日の出来事がどれだけ母にとって心温まるものであったかを感じたのです。
調査時期: 2024年6月14~15日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 300人
調査方法: インターネットログイン式アンケート