地図を見ながら保育園への登園をシミュレーションして、登園可能な範囲に入る園を「保育園リスト」にまとめたら、リスト内の園を1つひとつ見学にいきます。あらかじめ各園に連絡を入れて、申し込みや予約を入れてから見学に行きましょう。
認可園見学で見るべきポイント
連載4回目でも少し触れましたが、認可園はどこもよい意味で似ています。認可保育所がそもそも国の基準にのっとって設立・運営されている施設であるため、保育者の人数配置や保育スペースの広さなどは、基本的には同じ基準で設定されています。それならばどの園も同じかというと、そこはやはり個性が出てくるので、認可園の見学ではそこを見比べるのがポイントとなってきます。
■施設の立地と周辺環境
園舎が新しくてきれいだと印象がいいですが、認可園の場合は施設の建物そのものよりもどんな場所に建っているかを見るべきでしょう。というのも、園庭があっても、日によって近隣にお散歩に出掛けたりするので、園の周辺エリアがそのまま子ども達の活動スペースになってきます。見学に行く際は、施設の中だけでなく、その周辺も含めて見ることをお勧めします。
■運営主体
保育園ごとに保育理念や方針など、保育をしていく上で大切にしていることは異なります。特に近年は民間企業が運営する園も増えてきており、より個性が豊かになってきています。園の運営主体や保育理念を知ることは、一見遠回りなようでいて実はとても基本的なポイントです。
■先生やスタッフ
見学に行く際に最も意識して見てもらいたいのが、その園で働く保育者やスタッフの様子です。子どもとの接し方はもちろん、保育に対する情熱が感じられるか、日々のコミュニケーションが取りやすい相手かどうかがポイントです。
見極めテクニックの一例としては、見学時に保育者とすれ違ったら「こんにちは」と気さくに挨拶してくれるか、積極的にコミュニケーションを取ろうとする雰囲気があるかを見るとよいでしょう。
※画像は本文と関係ありません。
著者プロフィール
株式会社ここるく 代表取締役 山下真実
わが子を大切するために、ママが自分自身を大切にする子育てスタイルを提案し、人気のレストランが託児付きで楽しめるサービス「ここるく」を起業。保活の情報、子育てと仕事の両立アドバイスなど「実践的で分かりやすい」と雑誌等でも監修多数。
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