米アカデミー賞11部門の史上最多受賞に輝くピーター・ジャクソン監督が手掛ける『ホビット』シリーズが、今年12月13日公開の『ホビット 決戦のゆくえ』で感動のラストを迎える。『ロード・オブ・ザ・リング』の60年前を描いた物語であり、本作をもって13年の歴史に幕を閉じる。完結編の公開を前に、映画の舞台"中つ国"のロケ地・ニュージーランドを訪問。第11回は、ピーター・ジャクソン監督やオーランド・ブルームも訪れたワイナリーを紹介する。

「アミスフィールドワイナリー」で大自然を眺めながらワインを

『ロード・オブ・ザ・リング』と『ホビット』のロケ地であるニュージーランドは、ワインの名産地。国内各地にワイナリーがあり、レストランが併設されているワイナリーも多く、自慢のオリジナルワインを気軽の楽しむことができる。

クイーンズタウンにある「アミスフィールドワイナリー」は、近くに家があるというピーター・ジャクソン監督や、レゴラスを演じたオーランド・ブルームをはじめとするキャストたちも訪れたワイナリー。ゴラム役を演じ、『ホビット』シリーズでは第2監督を務めたアンディ・サーキスも、この近くの風景を撮影する際に、店を訪れたそう。

アミスフィールドワイナリー

テラスの池でカモがスイスイ~

大自然を一望できるテラス席

木のぬくもりを感じられる店内には暖炉もあり、長居をしたくなる居心地のよさ。そして、同ワイナリーのデイビッド・モリソン氏が「だれでも気軽にリラックスできる」とロケーションの魅力を語るように、外のテラス席からは、映画の世界に入り込んだような美しい風景を一望できる。さらに、『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』で彫刻を担当していたWETAのデザイナー、マックス・パット氏が手掛けた彫刻も飾られている。

暖炉があり暖かい店内

WETAのデザイナーが手掛けた彫刻も

赤ワインと肉で乾杯!

ニュージーランドでのロケ地取材期間中に、オークランドのワイナリー「ヴィラマリア・ヴィンヤード」も訪問。ワインの試飲とランチを楽しませてもらったが、ここも外にテラス席があり、芝生が広がる庭と池を眺めながら、優雅な気分になれる。芝生には、ニュージーランドの鳥、プケコの姿も。ニュージーランドが誇るワイナリーが、映画関係者の癒やしの場所になっていることは間違いない。

「ヴィラマリア・ヴィンヤード」のテラス席

「ヴィラマリア」ブランドを飲み比べ

ワインと共にチーズやパンを

さらに、ニュージーランドには『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズの舞台である"中つ国"の名前が付けられた「MIDDLE EARTH(ミドルアース)」というワインも存在する。「MIDDLE EARTH」は、空港内のショップや街中のショップなどで購入することができ、ホビット村にあるパブ「グリーンドラゴン」でも飲むことができる。

「MIDDLE EARTH」ラベルのワイン

ホビット村のパブでも飲める

頭だけが白いプケコ

『ホビット 決戦のゆくえ』(12月13日公開)
シリーズ完結編『ホビット 決戦のゆくえ』では、恐ろしい竜"スマウグ"から奪われた王国を取り戻すために、ホビット族のビルボがドワーフ族たちと共に繰り広げてきた冒険が、いよいよ感動のラストを迎える。サウロン率いる闇の軍勢、仲間同士の対立など、最大の危機を迎える中、ビルボは自分を犠牲にし、仲間の命を守るために究極の決断をする。世界を二分する決戦のゆくえは果たして。

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