職場でクセの強い人と仕事をすると、なんだかぐったり疲れてしまうことがあるはず。できれば、人間関係の波風が立ちにくい環境で働きたいですよね。
とはいえ、第一印象は良かったのに、深く付き合ったら「イメージと違う……」と違和感を覚えた経験はありませんか? 人はパッと見ただけでは、なかなか内面に気づけないことがあります。
そこで今回は筆跡心理学を用いた、クセ強めな人物に見られる「3大要注意筆跡」をご紹介。もしこの筆跡を見つけたら、接触を控えめにすることをおすすめします……!
■1. 右下がりの字は「あまのじゃくタイプ」
日本人は右利きが多いため、筆跡心理学は主に右利きのデータで判断をします。実は日本人の筆跡は書道などの影響もあり、右上がりの傾向が強め。右上がりは、保守的で協調性が高い、いわゆる"空気が読めるタイプ"です。
一方、右利きにもかかわらず右下がりに書く人は、かなりクセが強い傾向にあります。人と違う意見を持とうとする"あまのじゃくタイプ"で、独特な考え方をしている人が多いです。また、批評家気質なので、「違う」と思うと「なぜ違うか」について相手に強く説いてしまい、組織の中では浮いた存在になってしまうことも。
もし右下がりの字を書く人と関わることになったら、批判モードのスイッチが入る前に、淡々と代替案を提示すると良いでしょう。
■2. 自己流に変形させた字は「自分に都合の良い解釈をする」
学校で習った字ではなく、行書や草書などの正式に崩した字でもない。そんな自己流の字の崩し方をする人は、要注意人物の可能性が高いです。
例えば、部首ではない部分を部首のように立てて書いたり、自分が書きやすい書き順で独自の略字を作っていたり。このように、自分で勝手に字を改造する人は、常に自分の都合の良いように考えるクセがあります。
字を勝手に変えるということは、他の人が読めない可能性があるはず。しかし、このタイプは「相手が読めないのではないか」という懸念がなく、「自分が書きやすいから」という勝手な理由だけで書き換えてしまうのです。そのため、協調性が必要な仕事では、かみ合わないことがあるかもしれません。
ただし、この筆跡は芸術的なセンスを持っている人が多い傾向も。独特な感性が、クリエイティブな能力を開花させる可能性があります。事務処理よりも、企画や開発などの仕事を振ると、才能を発揮するかもしれません。
■3. 線が不自然に重なる、隣の字がぶつかるのは「トラブルメーカー気質」
通常、伸ばすべきではない線が伸びて他の線に不自然に重なっている、または隣の字に線が当たるといった字は、「異常接筆型」「線衝突型」といって、かなりクセの強い人が書く傾向にあります。
このタイプは、あまり周囲の雰囲気などを気にせずに、危険なことも真正面から立ち向かう度胸があります。しかしその分、倫理的にグレーな仕事や誤った方向性にも、自分が「正しい」と思ったら突き進んでしまう危険性も持ち合わせています。
さらに、自分の考えを強く信じ、他人の助言は聞こうとしないので、周囲とも衝突しやすい傾向があります。つまり、良い面が出れば「信念がありメンタルが強い人」なのですが、悪い面が引き立ってしまうと「自己中でトラブルが多い人」にもなるのです。
実はここ数年、直筆を公表した芸能人の筆跡を拝見していますが、何らかの出来事によってテレビから消えざるを得なくなった方たちの中にも、この筆跡が見られました。
世間では許されないことも、自身が「良し」とすれば実行してしまうところがあるので、もしこの筆跡がある人がリーダーになった場合は、裏で指揮を執れる冷静な"右腕"が必要です。
■名前から"クセ強め筆跡"を先に見つけて、人間関係をスムーズに!
相手のクセの強さを知っておく、また何かしら違和感を覚え確認をするといった時に、筆跡はとても役に立ちます。
職場に限らず、出会いの場でも使えますので、まずは字を見ることをおすすめします。中でもわかりやすいのが、名前の筆跡。今まで最も多く書いている字ですから、本来の筆跡が色濃く出やすいです。
もちろん自分の筆跡を見直すことで、自己分析にも活かせます。思わぬ自分の性格を発見できることもあるので、確認してみてくださいね。